第111話 提案?(3)
ぼくたち親子はいつものように街を流れる近所の用水路から帰宅の途の就く。
ぼくが瀬名と洗い終えた洗濯物を大型の乳母車に積んで、ひとひと、びっちゃん、ひとびっちゃん、ひ~と、びっちゃんと。
まあ、古い時代劇の子○れ狼のようなスタイルで乳母車を押しつつ歩きだすと。
ぼくの後ろをやっと左右に装備してあったコロが外した状態でも自転車を乗り、運転ができるようになった子供たち……。
晋作や美麗、江乃の三人が可愛く、ヨイショ! ヨイショ! と自転車のペダルを踏み、回しながら帰宅の途にいつも就くのだけれど。
ぼくたち親子が神殿へと帰宅をしていたらね。
「大王、こんにちわ」
「男王、お疲れ様」
「大王さまは、今日も性がでるね」と。
街の人たちがぼくたち親子へと手を振りながら労いの言葉をかけてくれるのだ。
しかし以前から、ぼくたち親子への労いの言葉に混ざり。
「大王さま~、その大きな乳母車便利がよさそうでいいね~」
「王さま、何処で購入したの?」
「購入先教えてよ」
「家は子沢山だから、それぐらい大きな乳母車があれば助かるのだけれど」と。
すれ違う街の人たちに尋ねられる度に僕は、
「ぼくが仙術スキルの制作で作ったのですよ」
と笑いながら答えてきた。




