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第047回『逆さ虹の森の音楽会』の感想!

 作家のみなさんがこぞって作品を投稿した、

大人気の逆さ虹の森シリーズですね、

今度はそれの音楽会!

「音楽会っていいますと何を思い浮かべます?スライム?」

「楽器ですかね? サルシャ姫?」

「そうね、本当に多彩な楽器が出てくる作品だわ」




作者:黒イ卵

逆さ虹の森の音楽会

https://ncode.syosetu.com/n2925fe/



「この作品が参加してる企画は、

 前にも話したことがあるけれど、

 逆さ虹の森シリーズに参加してる作品の、

 ひとつよ」


「ぷるぷる、みなさん、酸化、じゃないや

 参加なされてるんですね」


「そうね、何より、魅力的な動物たちや、

 森の中の設定が生きているから、

 それを使ってどんな話を作るか、

 盛り上がっていった結果でしょうね」



 今回の話はタイトルの通り、

逆さ虹の森の動物たちが音楽会を、

企画して開催するって話で、

それぞれの動物がお気に入りの、

楽器を持ち寄って、

グループになって音楽を奏でるの、

その様子は見てて楽しくて、

逆さ虹の森の賑やかさを、

読んでるうちに感じてしまうわね。



「作者さんは小学校中学年向けにと、

 考えたこともあってか、

 ルビも結構、文章中に振ってあるし、

 なにより楽しいのは、

 樹の根っこさんも楽器を持ち寄って、

 動物たちの和に参加したりしてるところね」


「へーみんなどんな楽器を持ち寄ってるんですか?」


「そうね根っこさんの視点から、

 お話しが進んでるようでもあるけど」


 根っこさんはパーカッション、

打楽器全般を受け持って、

キツネ、アライグマ、リスさんと、

組んでのグループになるの、

何でも、川の向こう側と、

こっち側で音楽会の比べっこをして、

勝った方が黄金のどんぐりを手に入れて、

どんぐり池に投げ込んで願い事をかなえられる、

そんなお話しみたいなのよね。



「細かい部分は読んでもらうとして、

 ざっくりとした説明になるけど、

 童話というジャンルで、

 ここまで詳しく楽器や演奏のことが、

 しっかり書かれてるのは珍しいし、

 動物たちが音楽に長けてるっていうのは、

 なかなか、興味深い話ではあるわよね」


「ふつう、楽器を演奏するところまで、

 なかなか行かないと思いますけど、

 それでもそれぞれが得意な楽器を持ち寄って、

 音楽会を催そうとするのは、

 不思議な魔力を感じれますね」


「そうね、

 特にキツネさんの三味線とかで、

 和楽器のロックバンドを組むとか、

 色んな音楽の面が色濃く表れてて、

 趣味が伺えるわね」


 もしわたし達で、

音楽会を開くとしたらどんな、

楽器になるのかしらね?

わたしは笛が良いけれど、

スライムはどんな楽器を鳴らすのかしら?

ゴブリンは人間みたいにピアノを弾くのかしら?

オークは重低音の楽器を使うのかしら?

サイクロプスは太鼓で決定なのかしらね?

魔族の音楽会とか、激しそうで良さげだけど、

さすがに人間をお客に招待は出来無さそうかしらね。


「でも、楽器が、化け物の骨とか皮になりそうね」


「嫌ですよ楽譜がなめしたモンスターの皮とか

 祟られそうじゃないですか」


「それに比べたら、葉っぱの楽譜とか、

 シャレてるわよね、羨ましいわ」


 音楽会、本番には、

みんなオシャレして出てくるから、

そのきらびやかな出で立ちの紹介だけでも、

相当決まってるのよね。

 音楽会を訊きに来た動物たちの数も、

揃っていて、特別審査員おお出ましと来たら、

もう、皆の士気はいやもう高まるわ!


「コマドリさんたちの演奏と、

 キツネと根っこさんたちの演奏に、

 パートが分かれてるのだけど、

 どちらも音楽が分からなくても、

 雰囲気で感じられるように、

 格好よく各パートが紹介されてて、

 なかなかのものよ」


「ぷるぷる、

 たのしい演奏が、

 響いてくるような文体でしたね!」


「どちらも白熱する演奏だったけど、

 音楽比べの結果はまあ、

 良しというところだったわね」


「それで、

 願い事の話ですけど」


「願いは面白いもの、

 だったけれど、

 やっぱりこの作品に込められた、

 絶滅危惧種のワードは外せないわね、

 逆さ虹の森の謎のひとつだったみたいだし、

 読んでいても強く印象に残ったわ」


「なんとなくで読んでいても、

 二度目読み直すときに、

 また発見がある、

 面白い、作りの童話でした」


「音楽に動物たちの背景など、

 ちょっと専門的になっても、

 童話世界の出来事と割り切れるから、

 そこはさすが動物たちと根っこさんと、

 素直に喜べたのは本当に良かったわ!」






 感想はこのくらいですが、

なかなかに読み応えのある童話作品で、

読んでいて、音楽の楽しさが素直に、

伝わってくるのは嬉しい限りでした。

 詳しくなくても読んで楽しめる、

最高な事だと思います。

 文字数は 11,474文字と、

読み終えた時には、

良い感じの読後感のある、

世界観でしたよ。


ではではー!

 童話ってジャンルもまた、

賑やかになるといいですね。

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