表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

スタート

親子二人三脚のゲーム製作が

始まった訳だが、量が膨大な上に

一つ問題があった製作途中の

ゲームがまだ未完成なのだ。

遺作作成決意の翌日に

さっそく製作進行管理の兄貴が現れた。


兄貴「幹人!分かっていると思うけど、まだ大変な時期だが未完成のあのゲームの完成スケジュールがカツカツだ。」


幹人「分かってるよ。兄貴、それとは別に話したいことがある。」


それで俺は愛莉が残した

未完成の原案の存在と

それらを親子で完成させる旨を伝えた。


兄貴「そうか。そうだよな。愛莉ちゃんの残した。作品だもんなぁ。でも大丈夫か会社の方も続けるんだろ?」


幹人「ああ!シナリオを考えるのだけは得意だから大丈夫!それにいざとなれば蓄えはあるから安心してほしい!」


兄貴「なるほどな!まあお前達なら大丈夫か!ハハッ笑」


幹人「うん!それに上手く言えないんだけど俺たち親子が作ることに意味がある予感がするんだ!」


兄貴「出たねえ!予感!たしかにお前さんの予感当たるもんな事故現場を事前に察知したこともあるしな!」


幹人「それで言いにくいんだけど、兄貴も進行管理で参加してくれないか?」


兄貴「何だよ!水くせえ奴だな!ハナからそのつもりだよ!そのための俺だろうが!」


幹人「兄貴ありがとう!俺頑張るよ!」


兄貴「そのなんだ。辛くなったらいつでも言えよ!波瑚ちゃんもお前も本当はまだきつい時期だろうに。」


幹人「ありがとう。」


兄貴「湿っぽくなっちまったな。そろそろお暇するぜ。またな。」


手を振り颯爽と兄貴が去った。

すると今度は自分の部屋に

閉じこもっていた波瑚が

やって来た。


波瑚「おじさん来てたの?」


幹人「ああ。気づいてたのか?」


波瑚「おじさんちょっとうるさいから」


幹人「ハハッそうだな!ちょっとうるさいかもな。」


波瑚「パパの笑い方もおじさんに似てるね笑」


幹人「そうか?自分じゃ気づかないけど言われてみれば似てるかもな。」


波瑚「それでおじさんOKってことでいいんだよね?」


幹人「ああ!これで残るピースは一つだな!」


波瑚「それじゃあ、最終攻略を開始します!」


幹人「GO!!!!」


向かった先は家の中、

波瑚の部屋の奥の部屋だ。

ちなみにリビングから見て

右手前の部屋が波瑚の部屋で

左手前が俺の部屋。

その奥の部屋が愛莉の部屋だ。

慎重に進みその部屋をノックする。

返事がない。

折り込み済みだ。

大きな声で部屋の持ち主に呼びかける。


幹人「あーこちら幹人!こちら幹人!至急応答せよ!」


波瑚「応答しないと部屋入っちゃうぞ〜!応答しないと食べちゃうぞ〜?」


幹人「くっダメか?仕方ない波瑚やっておしまい?」


波瑚「ラジャー!」


俺がドアを開くと

敬礼しながら突撃する波瑚。

フッこの攻撃には耐えられまい。

中にいたのは莉愛だった。

徹夜明けなのか目は死に

目の下にはクマが出来ている。

こちらを振り向き敬礼した波瑚を

見た瞬間に顔が見る見るウチに

蘇っていく。目が輝き恍惚した

表情に変化した。

そして一気に喋り出した!


莉愛「波瑚ぉぉぉぉぉぉ!!波瑚たん!!!!天使!!可愛い!!!天使!!波瑚たんのために生きてるよ!?写真撮っていい?」


波瑚を抱きしめ写真を撮りまくる、

ちょっと困り顔の波瑚よ。

すまないもう少し待ってくれ。


幹人「いや!既に撮ってるやないかーい!」


ツッコミを受け冷静になったのか

こっちを見た。


莉愛「あ、なんだ義兄さんいたんですか?」


塩全くもって塩対応である。

波瑚を溺愛しているように

双子の姉の愛莉を溺愛していたので

結婚するまでは俺を

かなり敵視していたためこれでも

マシになったのである。


幹人「莉愛さん、大事な話があります!」


莉愛さんに遺作の話を打ち明けた。


幹人「だからデザイン全般を担当してほしい!」


莉愛「もちろん。やるに決まってるじゃない!私は愛莉の絵の師匠よ!なんなら義兄さん抜きでやっても良いわよ!」


幹人「俺も絶対やる。これは必要なことなんだって俺の予感がそう言ってる!」


莉愛「はいはい。笑 予感ね。当たると良いわね〜」


波瑚「莉愛ちゃん?パパと一緒が嫌なの?」


莉愛「嫌な訳無いじゃない?w波瑚たんと一緒なのが嬉しいわ!」


波瑚「そう?なら良かった。」


幹人「あと進行管理は兄貴に頼んだから、あとで連絡くると思う。」


莉愛「わ、分かったわ!」


兄貴の名前を聞いた途端に

ピクンと跳ね停止する莉愛。

もしかして兄貴のことを

いや、野暮なことは聞くまい。


幹人「それじゃあゲーム製作開始って事で頑張るぞー!」


三人「おー!!!」


こうしてようやく遺作作りの

メンバーが揃った。


さあスタートだ!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ