第92話 『機動戦』
えー、前回から丸一年空いてしまいましたが生きてます。
新型コロナに気管支をオシャカにされたり、熱中症で脳を焼かれたり、その後遺症で酷い頭痛が続いたりしたので、まあこんなもんだと思います(´・ω・`)
ルークが新手の刺客と対峙していた頃、黒鉄騎士団を率いるクラウスも中央部隊へと追いついていた。
中央部隊からすれば、正面にはサイモン隊、そして背後からは黒鉄騎士団と無名の旅団の混成部隊、悪夢の挟み撃ちであった。
「蹴散らせ! まずサイモン殿と合流するのだ!」
負傷していたクラウスは後方から指揮を執り、代わりにトマスが前線で暴れ回る。
ジョンはクラウスの周辺を固めつつ、クロスボウで前列を援護。
分割された敵部隊などこのまま押し切れるかと思いきや、中央部隊は食い下がった。
「くそっ! ここを生き残れば騎士にだってなれるんだ! 死んでたまるかぁっ!」
囮にされた中央部隊の隊長だが、これも出世のためならと覚悟していた。
出世は単なる名誉だけでなく、給与も上がって家族にいい暮らしをさせてやれる、甘い蜜であった。
軍人はそのために戦場で命を掛けることになる。
「傭兵なんぞに負けてられるか! 俺に続けーっ!」
挟撃された今、生き残る道は突破のみ。敵陣を突き破り、戦場から脱出しなくてはいけない。
隊長は弓兵への恐怖を振り払い、黒鉄騎士団側を突破する判断を下した。
最初から本陣防衛のために腰を据えていたサイモン隊と違い、騎士団は追撃のために騎兵だけで動いており、数が少なかったからだ。
決死の覚悟で反転攻勢を行う中央部隊に対し、かなり急いでここまで来た黒鉄騎士団の前列は押される。
特に隊長は死物狂いとなって暴れ、これには団員も手を焼いた。
「敵を食い止めよ! ここを通すな!」
馬上でハルバードを振り回し、敵軍を押さえようとするトマス。
だが一点突破を狙う敵部隊は、トマスを無視するように迂回すると騎士団へ深く切り込んだ。
(いかん、抜かれた?!)
敵はトマスの首に興味は無かった。この場を切り抜けられれば何でもいいのだ。
窮鼠猫を噛む、尻に火がついた軍団は何者よりも怖い。
中央部隊の先頭は、後方に控えていた無名の旅団に迫る。
ジョンは弓矢でその勢いを削ごうとするが、何人か撃ったところで今更止まる相手ではなかった。
「チィッ、やべぇ!」
気付けば中央部隊は無名の旅団の目の前まで迫っていた。
いつもなら反撃を受ける前にさっさと退いてしまうのだが、味方を置いて逃げられない以上、踏み止まるしかない。
「お前が弓兵隊の指揮官か!」
中央部隊の隊長は捨て身で彼に騎馬突撃をかける。
すれ違いざまの剣の一突きは辛うじてかわしたものの、代わりに馬が刺された。
ジョンは倒れた軍馬から投げ出され、落馬の衝撃でクロスボウも落としてしまう。
「お、お頭ぁ!」
無名の旅団に動揺が走り、隊列が乱れる。
その隙に中央部隊は陣中を駆け抜けようとするが、すかさず黒い影が眼前に立ちはだかる。
「させぬ!」
負傷を理由に後列に回っていた、クラウスだった。
彼は先頭に立つ隊長の剣を十文字槍で弾き、無名の旅団から引き離そうとする。
敵の隊長も必死で応戦するが、クラウスは十文字槍の又の部分で斬撃を受け止め、切り返す。
トライデントなどの穂先が枝分かれしている槍は、こうやって防御に使うこともできた。
「黒騎士の親玉か……! そこをどけっ!」
「そう言われて退くと思うか?」
応急処置をしたとは言え、まだ傷が尾を引いているはずのクラウス。
しかし彼は手負いであることを隠し、槍捌きで隊長を圧倒する。
敵の部下も続々と集まってクラウスを抜こうとするが、こちら側は騎士団員と元義賊の弓兵とで彼の側面を固める。
クラウスは複数の敵を相手取りながらも、一歩も退こうとしなかった。
落馬したばかりのジョンを背後に庇っていたからだ。
中央部隊も必死に食い下がる。
クラウスさえ突破すれば生還できると信じていたからだ。
そして勢いが止まった敵の背後からは、トマス達前列の部隊が追い上げる。
(ええい、強引にでもここは押し切るしか……!)
この焦りが隊長にとっての命取りとなった。
無理な攻めに出た隙を突き、クラウスの十文字槍が隊長の軍馬を捉える。
馬が倒れて投げ出されてからは、一方的だった。
馬上から槍を振るうクラウスに見る見る押され、すぐに剣が跳ね飛ばされる。
後は無防備になったところへ甲冑の隙間から胴を貫かれ、勝敗が決した。
「う、嘘だ! こんな、こんなところで……!」
彼の言葉は最後、聞き取れるものではなかった。口から血を噴き出したからだ。
槍はしばしば深く刺さって抜けなくなることがあるが、十文字に分かれた穂先は刺さり過ぎを防止する役割もある。
クラウスが槍を引っ張ると素直に抜け、隊長はそのまま力無く地面に崩れ落ちる。
将が戦死したことで周りの敵兵も一気に士気を失い、ある者は逃げ出し、ある者は武器を捨てて降伏した。
後は部下に任せていいと判断したクラウスは、馬を反転させてジョンへと駆け寄る。
「ジョンよ、無事か?」
「おかげさんで」
いつもの小憎らしい笑みを浮かべているが、ジョンも痛みで歯を食いしばっていた。
彼は落馬で利き腕を痛めており、得物のクロスボウも落としていた。
それでも左手で短剣を抜いていたが、とても戦力になるような状態ではない。
そこへ敵を蹴散らして合流したサイモンとトマスも馬で駆けつける。
「クラウス殿、ジョン! 負傷したと聞いたが無事か?!」
味方から報せを聞いて飛んできたサイモンも鎧や外套があちこち傷だらけになっていたが、本人はまだ軽傷だった。
「申し訳ございません、クラウス様。敵の突撃を許してしまいました」
トマスは前列の自分が敵を通したことで、手負いのクラウスに負担をかけたことを気にしていた。
「気にするな、トマス。サイモン殿も無事なようだな。私はこの通りだ」
クラウスも槍を持ったまま両手を広げ、まだ戦えることを示す。
「へっ、俺も弓を撃つくらいならできまさぁ」
そう言ってジョンは部下から代えのクロスボウと軍馬を借りようとするが、周囲はそれを止める。
「お頭、無茶ですって!」
ジョンの怪我が深刻なことは元より、クラウスも左脇を庇っていることをサイモンは見抜いていた。
(まずいな。衛生兵に手当てさせる必要がある……)
そこで彼は後ろ側、王族派本陣のある方角を振り向く。
「予定通り、本陣の救援に入ろう。そこで立て直せるはずだ」
負傷した二人を治療するためにも、落ち着ける場所へ移動することが先決だ。
目の前の敵を排除した今、『本陣の救援』というのはほぼ方便である。
クラウスとトマス、ジョンもそれに異論は無く、この場は友軍に任せて本陣入りする。
特務隊が到着した頃、王族派本陣は酷い有り様だった。
敵はもうほとんど残っていないが、本陣を守っていた少数部隊の被害も甚大で、死屍累々といった光景だ。
あちこちに兵と馬の死体が転がっており、濃密な死の臭いが充満する。
要人の生存を確認しようと辺りを見渡したクラウスの目に、敵兵の死体に下敷きにされたライオネルの姿が映った。
「クロムウェル殿?! 早く救助するのだ!」
クラウスは指示を出しつつ自らも下馬し、倒れたライオネルへ駆け寄った。
最初は立派だった甲冑は半壊しており、外套はボロ布同然、自身もあちこちに傷を負っている。
その様子から、相当激しく戦ったことが伺えた。
死体の下から助け出されると、ライオネルは苦しそうに咳き込む。まだ息はあるのだ。
クラウスは衛生兵を呼びつけるが、彼は首を横に振る。
「私のことはいい! リチャードソン殿、よく聞いてくれ。エドワード様は護衛と共に西へ逃れられた。敵が追撃している」
本陣を襲った敵は、先程倒した部隊で全てでなかったということをクラウスは知る。
(急がねばまずいことになる)
残る敵はエドワードという獲物を追って、この場を離れていたのだ。
そしてライオネルは逃げ遅れたのではなく、殿となって本陣で戦っていたことも察した。
「承知致しました。後のことはお任せくだされ」
ライオネルの手を取ってそう答えると、クラウスはすぐに部隊の再編にかかる。
「衛生兵はここで友軍の治療に当たれ! 歩兵は無名の旅団と共に本陣で待機、騎馬隊は私とエドワード殿の救援に来て貰う!」
待機命令を出されたジョンは反論しようとするが、それより先に口を挟む者が居た。
「待った。敵が本陣へ戻ってくる可能性もある」
急ぎの状況下でそう言うサイモンだが、クラウスも無下に却下しなかった。
「ここはクラウス殿も本陣に残り、敵の再攻撃に備えた方がいい。騎馬隊は私とトマス殿で指揮する」
負傷したクラウスとジョンの二人を案じてのことだが、何も敵の再攻撃は方便とも限らない。
今回の敵はフットワークが軽く、判断力も高いとサイモンは睨んでいた。
騎馬隊の救援で敵がエドワードの首を諦めたとして、そのまま引き下がるのではなく、手薄な本陣を叩いてから退く可能性は十分にある。
あの敵はとにかく、手柄に飢えているのだ。
「む……確かに、本陣を手薄にしてはならぬな……」
サイモンの言うことにも一理ある。何せ本陣にはライオネルを残して行かねばならないからだ。
だがここで悩んでいる時間も惜しい。一瞬考えたクラウスだが、すぐに決断を下す。
「よし、私とジョンは本陣に残る。騎馬隊はサイモン殿とトマスに任せたぞ」
負傷しているとは言え、もうしばらくなら戦えそうなので前線に出たいのは山々だった。
だが焦って守りを手薄にし、ライオネルを失っては本末転倒。
ここは自らが後詰めになるべきだとクラウスは判断した。
「了解した。友軍の下へ急行する!」
「お任せを、クラウス様」
サイモンとトマスは騎馬隊を集め、風のように本陣を去っていく。
「特務隊の方々、エドワード様を頼む……!」
その背中を、ライオネルは深々と頭を下げて見送った。
エドワードとスコット、ジェームズ、そして彼らに救助されたヤンとレアの命は、特務隊にかかっていた。
一方、王都市内で傭兵の剣士と交戦中のルーク。
王城へ向かわせたキラに第二、第三の刺客が迫っていないか気掛かりだが、目の前の敵は余所見をして勝てるような相手ではなさそうだ。
二振りの短刀を逆手で構える女剣士は機動力を武器にしていたが、既存の『燕』と似ているようで違う。
軽業師の動きを取り入れたセレーナに近いが、最大の違いは遮蔽物を必要としない点だった。
傭兵は民家の壁を蹴ってルークに急接近を行うも、これは直線的で読める動きだ。
対するルークは片手剣を薙いで迎撃する。
得物の射程ならルークの側が上、確実に先手が取れるはずの勝負だった。
だが傭兵は片手剣の切っ先に触れる直前で突然斜め上へ跳躍し、そこから更に急に突進の角度を変えてルークに上から飛びかかる。
間一髪、かなり無理な姿勢での回避で短刀の刃を逃れたルークだが、左頬に一筋の切り傷が入り、青い髪の先端が切り落とされて宙に舞う。
その間にも彼は左手で印を刻み、風の刃を乱れ撃って敵を牽制、追撃を防止する。
(まただ……。あの敵、何を”蹴って”角度を変えている?)
セレーナの動きはあくまで、閉所で遮蔽物を蹴って立体的な動作を可能とするものだった。
この傭兵の場合、何も無い空中で突然角度を変えてくる。
翼を持たない人間に本来、あんな動きはできないはずだ。
そもそもここは市内と言っても開けた大通り、軽業師の動きで翻弄するには不向きな地形だった。
だが傭兵は敢えて、この場所で仕掛けることを選んだ。
(場所を選ばないと言うのか。何かカラクリがあるはず……)
足に魔力を集中させて脚力を強化していることは分かるが、空気を蹴ったところで跳べるはずがない。
ルークはすぐに体勢を立て直し、次の攻撃に備える。
敵は無理な追撃は行わず、一撃離脱戦法を取っていた。
攻撃を加えたらすぐに下がり、次の機会を伺う。動きが読めない以上、こういう戦い方をされると困る。
今も傭兵は建物の影に隠れ、ルークの隙を観察している。
(落ち着こう。この手の敵は慣れている……)
セレーナと剣を交えたことが無ければ、単騎で足止めを買って出ることはしなかっただろう。単純に勝算がつかないからだ。
しかしセレーナがそうであったように、奇をてらった剣士の多くは初見の相手を撹乱することが強みとなる。
その初手で仕留めきれなければ、徐々に手の内を明かされて不利になるものだ。
ルークは意識を全方向に集中させ、敵がどこから来るかを探る。
傭兵はすぐに攻撃に出た。
彼の右側面を狙って民家の影から飛び出し、また空中で方向を変えてフェイントをかける。
その瞬間、ルークの目が敵の足元に半透明の板のようなものを確認する。
(あれは……)
一瞬で消えて無くなったが、傭兵は確かにそれを蹴って跳躍していた。
(魔力の盾? まさか、防御ではなく足場に使うと言うのか!)
本来、魔法で作るシールドの用途は守りのはずだが、物質の盾と違って手に持つ必要が無く、空中に展開することが可能だった。
女剣士は何も無い空間に魔力の盾を展開し、それを蹴ることで空中での軌道変更を行っていた。
短刀を片手剣で受け流し、後ろに下がるルーク。
二刀流の型『大鷲』と同様、最初の一撃を防ぎ損ねるとそこから怒涛の連撃が始まると思われたため、慎重になっていた。
ルークは内心驚愕しながらも、敵の動きを読む足掛かりを掴んだ。
ここから、防戦一方だった彼の反撃が始まる。
魔力の盾が見えるのはほんの一瞬だが、それでどの方向へ跳ぼうとしているのかは読める。
「……そこっ!」
ルークは先手を取り、敵の移動予測地点に自ら踏み込んで剣を振るう。
相手にとって意図しないタイミングの攻撃は、ペースを乱すに十分なものだ。
傭兵は短刀でルークの剣を受け止めるも、軸足をついている彼に対して女剣士は空中を移動中、かち合えばどちらが勝つかは明白だった。
体勢を崩し、石畳の上を転がる傭兵。
だが受け身を取って立ち上がり、またシールドを足場にして民家の屋根へ姿を消す。
(分かってきたぞ……。予想外の方向転換はできないようだ)
それもそのはず、一瞬だけとは言え相手は魔法を使っているのだ。
なるべく省略していても詠唱は必要になり、咄嗟に反応するには遅い。
恐らく敵はあらかじめ立体的な移動ルートを決めた上で、跳ぶ角度を変えたいポイントに盾を”設置”している。
ならばそれを読み、ルートを妨害するように立ち回れば、相手の強みを潰すことも可能なはずだ。
ルークは剣だけでなく呪文も使い、傭兵の攻撃に対してカウンターを次々と撃ち込む。
相手側も焦り始めたのか、攻撃の間隔が徐々に狭くなってきていた。
(本来なら私などに構っていられないはずだ。奴の狙いはキラさんの首のみ……!)
この戦線に限ってだけは、時間がルークに味方している。
彼はここで傭兵を足止めし、キラが王城へたどり着くまで粘ればそれでいい。
敵を倒す必要性すら無いのだ。
女剣士はずっと無表情を崩さず、未だ何を考えているか掴めないが、焦っているだろうとルークは読んだ。
だが戦局はルークに有利なままでは終わらない。
風刃で進路を妨害された傭兵は一度着地して止まったかと思われたが、敵は一言二言何かをつぶやき、短刀を握った右手を地面にかざす。
すると石畳を突き破って足元の地面が隆起し、その勢いに乗って敵は大きく跳ぶ。
(やはり奥の手を持っていたか……!)
こういう手合いはギリギリまで切り札を隠しているものだ。
地面に落ちたらそこで攻撃が終わりだと思っていたが、敵はその地面を射出台に使った。
それでも剣のリーチの差を考えれば、完全に不意を突かなければルークの刃が先に届く。
怖じずに反撃の構えを取る彼だったが、今回の敵は短刀を振らなかった。
身体の前で短刀を握る両手を交差させ、その前にシールドを展開してそのまま突っ込んでくる。
ルークは咄嗟に構えを防御に切り替えるが、魔力の盾を使った体当たりは強烈で、大きく後ろに弾き飛ばされる。
「くっ……!」
傭兵は更に地面を蹴って追撃を強行、ルークに一太刀浴びせようと迫る。
今までが安全を考えて一撃離脱に徹していたというだけで、至近距離に張り付こうと思えばできたのだ。
ここに来るまでやらなかったのは、接近戦が互いに相手を射程に収めた危険な状態だからだろう。
ルークが片手剣で反撃に出ることを覚悟の上で、女剣士は肉薄する。
左右から絶え間なく斬撃を繰り出し、ルークに息つく間を与えない。
切り返そうとするルークだが、女剣士が右手から展開した魔力のシールドが片手剣を阻む。
足場と同じくほんの一瞬しか展開されない盾だが、そのタイミングは実に正確なものだった。
(見切られているのか?!)
剣だけでは相手を引き離せそうにないが、かと言ってこのスピード相手に呪文を唱えている猶予が無い。
傭兵の方が使う魔法が限定的な分、詠唱が早いのだ。
ルークはかなり無茶をして、敵の短刀を片手剣で正面から受け止め、力で押し返す行動に出た。
剣士としてはパワーで劣って力負けするため、普段はこんなことはまずしない。
敵が軸足を地面から離したその瞬間を見計らって、一か八かの返しだった。
できた間合いはほんの少しのものだったが、それで刃渡りが短い傭兵の短刀は射程外となる。
その隙にルークは突風の呪文を完成させ、敵を大きく吹き飛ばした。
地面に叩きつけられ、それでも受け身を取る傭兵に対し、ルークは風刃で追撃を図る。
流石にまずいと思ったのか、相手は一度家屋の影へ飛び込んで潜伏した。
(力押しなんて二度は通じない。厄介な剣士だ……!)
本気で殺しにかかってきた傭兵の猛攻により、ルークの側は革の戦闘服にあちこち切り傷ができていた。
まだ致命打は食らっていないものの、防具もいつまで持つか分からない。
合戦を勝利に導くため、そして何よりキラの隣へ帰るため、ここで譲るわけにはいかなかった。
To be continued




