第91話 『最終防衛ライン』
勢いを増すレナード隊。サイモン隊が突破されれば、本陣は陥落する。
手負いながらもクラウスはレナード隊の後を追う。
キラが王都へ突入したその一方、破竹の勢いで王族派本陣へ迫るレナードを止めようと、クラウスは敵部隊を追っていた。
彼自身、レナードの攻撃からナスターシャを庇うために負傷しており、今は本調子ではない。
だがここで踏ん張らねば本陣が陥落し、ライオネルの命はないと考え、無理にでも陣頭に立っている。
機動力に優れた騎馬部隊を率いて自らも軍馬を駆るが、本来であれば騎乗しているだけでも辛いはずだ。
「クラウス様、敵が反転します!」
隣を並走するトマスがそう告げる。
レナードもただの馬鹿でなく、攻撃隊に取り込んだ中央部隊を背後の守りへと当てていた。
自らは正面に立ち塞がるサイモン隊の突破を目指し、後ろから追ってくる黒鉄騎士団に中央部隊をぶつける。
これをやられると、クラウス達は本陣を救うどころか多少延命した程度にしかならない。
「押し通る!」
ここを突破し、レナードを退けなければ敵の勢いは殺げないと判断したクラウスは、十文字槍を構えて敵陣へと突っ込んだ。
いつ主が倒れるかと冷や冷やしながら、トマスもそれに続く。
クラウスは団長として勇ましく戦い指揮を執るも、流石に傷の応急手当もせず追撃に出たのはまずかった。
激しい動きで左脇腹の傷から酷く出血し、激痛が彼の動作を鈍らせる。
早く突破しなければという焦りも重なり、クラウス本来の強みを発揮できないでいた。
「よし、行けるぞ! 黒騎士に思い知らせてやれ!」
中央部隊の隊長は奇襲を食らった時と打って変わって、こちらが優勢だと攻め立てる。
このままクラウスを討ち取って報復を果たし、レナードと共に本陣攻略の大手柄を持って帰る――そんなシナリオを彼は思い浮かべていた。
だが隊長が忘れている存在が、ひとつ。
「出遅れちまったが、パーティには間に合いそうだな」
林の中に潜んでいた、ジョン率いる無名の旅団である。
300人程度の少数部隊である彼らは、レナードの突撃を止められないと一度見逃した。
だがそのまま黙っている彼らではない。
すぐに林を出て、黒鉄騎士団や王族派本陣の救援へと向かっていた。
目のいいジョンは最前線で戦うクラウスを視認するが、彼が負傷していることは動きからすぐ理解できた。
(何だよ……手負いじゃねぇか。ったく、そんな状態で戦場に出なさんな)
まず総大将がピンチだと判断したジョンは、部下に指示を出す。
「取り敢えず目の前の敵からだ! 大将の援護に回るぞ!」
「え? でもお頭、あの大将は気に食わねぇって……」
旅団兵達も、ジョンとクラウスが散々反目していたことを知っている。
戦場では度々、嫌いな相手を見捨てて亡き者にする行為も横行していた。
「馬鹿野郎! 気に食おうが食うまいが、味方は助ける。それが俺達のルールだろうが!」
だがジョンはここですっぱりと啖呵を切った。
確かに個人的に嫌ってはいるが、この切羽詰まった状況で好き嫌いなど言っていられない。
「へへっ、そうでしたね。せいぜい恩を売ってやりやしょうぜ、お頭ぁ!」
「だから団長って呼べっつってんだろ!」
そのまま無名の旅団は騎兵を先頭に黒鉄騎士団の側面へ回り、最前線をクロスボウによる射撃で援護する。
中央部隊にとっては、きれいに忘れていた弓兵の悪夢の再来だった。
またしても突然現れた無名の旅団の横槍により、中央部隊の前線は大きく乱される。
「や、やはり弓兵は存在したんだ! くそっ、後退しろ!」
一度林で恐怖を刷り込まれた隊長は、目視できる旅団の数が全てだと思わなかった。
まだまだ後ろに大勢弓兵隊が隠れていると判断し、レナード隊との合流を最優先とする。
クラウスはこれに乗じて押し込もうとするが、無理が祟って馬上で体勢を崩し、落馬しかけた。
すぐにトマスが支えるも、応急処置だけでもしないと危険な状態だ。
「クラウス様、再出撃前に手当てだけでも!」
「し、しかし……!」
そこへ、中央部隊を恐怖させたジョンも駆けつける。
「なーにやってんですかい、大将。怪我人は大人しく寝てるのが一番ですぜ」
普段ならその軽口に思わず怒りが込み上げてきたところだが、血を流したせいか、そこまで頭に血が上ることは無かった。
「ここで退けぬのだ。何としてもクロムウェル殿をお救いせねば……!」
「ここであんたが死んだって、喜ぶのは敵さんだけだってまだ分かんねぇのか! ほらお前ら、大将を引きずり下ろせ!」
そのジョンの一言で、旅団メンバーは素早くクラウスを取り囲み、馬上から下ろして脇腹部分の鎧を脱がせる。
「な、何をする貴様ら?!」
強引なやり方だが、今はこれが最適解だろうとトマスも止めに入らなかった。
むしろ、主に遠慮する騎士団ではこういう荒療治はしてやれなかっただろう。
元義賊の兵達が抵抗するクラウスを押さえつけた。
その間に旅団の中でも応急手当に長けた衛生兵が、素早く傷口を洗って布で縛り、止血を行う。
最後に鎧を着せ直せば、もうしばらく戦える総大将クラウスが戻ってくる。
「お前ら、よくやった。んじゃ大将、馬には自分で乗ってくだせぇよ」
いつもなら、部下にこんな非礼を働かれたらクラウスも憤慨するところだ。
だがジョンとその兵は本心から自分を心配したからこそ、強引にでも手当てをしてくれたのだ。
そのことが分からない彼ではない。
そしてその飲み込んだ事実が、焦っていたクラウスに冷静さを取り戻させる。
「……すまぬ、助かった」
左脇腹の熱を持ったような激痛は幾分かマシになり、これなら指揮を執れそうだ。
「ジョンよ、あの強敵を退けるには、我々の協力が必要不可欠だ。共に来てくれるな?」
「へっ、何を今更」
そう答えるジョンの表情は以前と同じ薄ら笑いを浮かべていたが、目は仲間を救おうという闘志が燃えている。
クラウスは満足気にうなずくと、軍馬に跨って敵軍への進撃を再開した。
「トマスよ、前列を任せる!」
「はっ」
今回は無理をせず、後方からの指揮に徹する判断だった。
ジョンの言う通り、ここで大将であるクラウスが倒れても味方は得をしない。
仲間を助けるためにも、まず自分の安全を確保しなくては。
トマスや前線の兵に申し訳無いと思いつつ、彼は焦りを抑え込んだ。
無名の旅団は最前線から距離を取り、飛び道具で騎士団を援護する。
「おめーら、こっからが勝負だ! あのいけ好かねぇ騎士サマにやりたい放題させんな!」
ジョンの檄に応え、元盗賊の兵達は黒鉄騎士団と足並みを揃えて前進していく。
(これでも間に合うかどうか……。クロムウェル殿、無事でいてくだされ……!)
クラウスは胸中で祈った。
その本陣側では、サイモン隊が最後の盾としてレナード隊を食い止めていた。
本陣にはたった500人足らずの兵しか居ない。ここで進撃を許せば確実に潰される。
レナードにとってはここさえ突破すれば大戦果、多少の妨害で退くはずがない。
だが黒騎士の足止めを命じた中央部隊が逃げ帰ってきたところを見て、指揮を執る彼は怒鳴った。
「おい、何しに戻ってきた?!」
「やはり弓兵隊は居た! すぐ後ろに迫っているぞ!」
中央部隊の隊長はすっかり無名の旅団への恐怖心を刷り込まれており、守りを捨てて敵に背中を見せたのだ。
たった300人足らずの工兵部隊だが、相手が恐れを感じる人間だということを理解していれば、こうも手玉に取れる。
(臆病者め……! こうなったら、強引にでも突破しないと挟み撃ちだ)
隊長の言う弓兵隊と黒騎士が背後から、そして正面にはサイモン隊。
ここで判断が遅れれば、今度はレナード達が挟撃を受けて殲滅される。
「よし、お前達は正面から傭兵隊にぶつかれ!」
レナードは所属不明のサイモン隊を、王族派の雇った傭兵部隊だと思い込んでいた。
「スキナー、お前はどうする?!」
「側面を迂回して本陣を叩く! これで二人共大出世間違いなしだ!」
ようは中央部隊は囮なのだが、出世を餌にされては隊長も嫌とは言えない。
彼らはレナード隊と入れ替わるように、サイモン隊に突撃する。
その攻撃を阻止することに集中している間に、レナード達は脇をすり抜けて本陣へと突入した。
レナード隊を待ち受けるのは、僅かな兵を率いるライオネルだった。
「来たか……! エクセター卿、共に戦えて光栄だった」
その時が来れば、別れの言葉も口にする猶予は無いと考えた彼は、マチルダにそう告げる。
「私もです、クロムウェル卿。ご武運を!」
そう返し、マチルダは槍を構えて兵と共に応戦する。
ライオネルも剣を抜き、衰え始めた身体でレナード隊へと向かっていった。
しかし命を捨てる覚悟で足止めをしようと、多勢に無勢。
「兵は無視しろ! 要人の首を取れればそれでいい!」
レナードはそう命じ、ほとんどの王国兵はライオネル達を迂回していった。
その要人二人が武器を取って目の前に居るのだが、レナードはまさか大貴族が最前線に出て来ると思っていなかった。
ライオネルが前線に出てまで庇わなければいけないもう一人の王族が居ることを、まだ攻撃部隊は知らない。
この展開に慌てたのは、後方で負傷者の治療を任されていたヤンと、前日の食べ過ぎで体調を崩していたレアだった。
「うおおおお?! き、来たぁぁぁ!」
怒涛の勢いで迫り来る騎兵。これに恐怖しない人間など居ない。
ヤンはどこへ逃げていいか分からなくなり、パニックに陥る。
一方レアは短剣を取り出し、一度深呼吸してからソフィアに習った魔術言語を唱え始めた。
覚えたてのアルバトロス式魔術言語を早口で詠唱し、切っ先から放ったのは魔法の矢の呪文。
「し、しし、死ねぇぇぇーっ!!」
魔法の矢は誘導性を持つ優秀な呪文だったが、そもそもの照準は術者が目視でつける。
慌てて唱えて狙いが甘かったレアの魔法の矢は、馬上の兵ではなく軍馬の方へと命中した。
(やっべ、外してるー!)
土壇場での失敗に全身から血の気が引き、緊張のあまり胃の中身が口から飛び出そうになる。
だが運のいいことに、魔法の矢を食らった軍馬は後続を巻き込む形で激しく転倒した。
「よっしゃ、次!」
この状況で吸収の術を唱えている猶予は無い。
かと言って、消費魔力の少ない魔法の矢であっても、あと1~2発の発射がレアにとって精一杯だった。
それでも諦めようという発想は彼女の頭に無かった。
非戦闘員の仲間であるヤンを、その小さな背中に庇っているからだ。
レアが放った二射目は今度こそ先頭の騎兵を貫いたが、それで止まるレナード隊ではない。
「レアさん!!」
魔力が尽きて呆然とするレアに、ヤンが覆い被さる。
二人を騎兵が踏み潰さんとしたその時、横から割り込む影があった。
「二人共、立て!」
それは騎乗したスコットだった。
続いてジェームズも軍刀で敵兵を切り払い、ほんの僅かの猶予を作る。
「ど、どうして……?」
ヤンは外れかけた眼鏡を直しながら、馬上の貴族二人を見上げる。
彼とて、王族派の面々からあまり快く思われていないことは知っていた。
「民を見捨てて逃げたとあっては、貴族の名折れだからな。サウサンプトン卿、小さい方を頼む!」
スコットは有無を言わさずヤンを引っ張り上げ、自分の前に座らせる。
レアはジェームズの馬に乗せられた。
「よし、逃げるぞ!!」
二人は踵を返すように反転し、一目散にその場から走り去った。
一呼吸置いて、後を追うレナード隊が押し寄せる。
スコットとジェームズが向かった先には、騎乗したエドワードと護衛の兵十数人が待っていた。
「二人は無事か?」
エドワードもヤンとレアを案じていた一人だ。
それぞれスコットとジェームズが二人乗りさせていることを確認すると、彼はやむを得ず本陣を捨てる。
(キラ、クロムウェル卿、エクセター卿、ローラン卿、アルバート……すまん、すまん!)
前線がどうなっているか、こうなっては知る由も無い。
まだキラ達は勝利を信じて戦い続けているかも知れない。
それを置いて自分が逃げることに負い目を感じていたが、王家の血を絶やしてはならぬとエドワードは退いた。
彼らにとっての頼みの綱はアルバトロス。
断腸の思いでの撤退であった。
一方、防衛隊を突破してキラと鉄騎隊は王都へと入っていた。
彼女は懐かしの我が家である王城を見上げつつ、石畳で舗装された城下町の大通りを軍馬で駆け抜ける。
王都の外は物々しかったものの、内部は一般市民が普段通りの生活をおくっていた。
そこへ騎馬隊が突然やってきたものだから、城下町は騒然となった。
「止まれ! 何事だ!」
騒ぎを聞き付けた巡回兵が立ち塞がり、アルバートは強行突破をかけようとする。
だがそれを制止し、キラは最前列へと進み出た。
「キラ・サン・ロイースが今戻りました。道を開けてください!」
それを聞いた王国兵は、目を丸くして顔を見合わせる。
大臣は情報統制を敷いており、誰もキラが生きていて王城を目指していることを知らなかったのだ。
「王家は全員賊に殺されたはずじゃ……?」
「いや、だが本物そっくりだぞ」
しかし彼らも王都で勤務する兵士、王女の顔まで知らぬはずがない。
「こ、これは失礼致しました……!」
影武者でもここまで似ないだろうと、敬礼して道を開ける兵士。
それを見たアルバートは、彼らにこう命じた。
「『キラ王女が戻り、城を目指している』そう、他の部署にも伝えろ」
これが知れ渡れば、味方につく王国兵の方が多いはずだと判断してのことだった。
大臣に嫌々従っていた兵達は、水を得た魚のように八方へ散っていく。
ギャレスの立てた作戦通り、やはり大臣の私兵部隊以外は正当な王族であるキラの味方だ。
一瞬安心したキラだったが、そこへ後ろから友軍の伝令が飛んでくる。
「アルバート団長! ほ、本陣が……本陣が攻撃を受けています!」
「……!」
アルバートだけでなく、その場の全員に衝撃が走った。
彼らにとって、一番やって欲しくない戦法を取られたからだ。
特務隊もついてくれているとは言え、本陣そのものの守りは脆弱。攻撃を受ければひとたまりもない。
「ど、どうすれば……?」
キラは困惑した。
自分の役割は理解しているが、エドワードやライオネル達が心配で前に踏み出せない。
レナードが伝令を見逃した狙いはこれだった。
「姫様、迷っている時ではありません。城へ向かいましょう」
「でも、アルバートにとってもお父様が……!」
彼とて、実の父を案じないはずがない。
だが今から鉄騎隊が引き返したところで、本陣の救援に間に合わない。
それこそ敵の思う壺である。
「キラさん、エドワードさんは信じて任せてくれました。我々も彼を信じましょう」
ルークも内心無責任だと思いつつも、こうでも言って彼女を進ませないと戦争に敗北してしまう。
唇を噛み締めながら、キラは覚悟を決めて顔を上げ、前方の王城を睨む。
「分かった。急ぎましょう!」
戦争となれば犠牲は出る。それが自分や身近な人間の、肉親であったとしても。
分かって始めたはずだが、ここに来て覚悟が甘かったことを突き付けられる。
だが城を目の前にここで止まれない。
勝つためには、どんな犠牲を払ってでも前進あるのみ。そんな状況まで来ていた。
折しも、エドワードが本陣を捨てたのとほぼ同時刻であった。
キラもまた叔父と同じく引け目を感じながら、自分のすべきことを成すために本陣に背を向ける。
そこから更に軍馬で大通りを突き進み、王城まで中頃へ来たその時だった。
「待ってください!」
ルークは異変に気付き、キラの前へ割り込むように軍馬を加速させる。
次の瞬間、頭上側面から飛来した”何か”がキラの馬をかすめ、その首を斬り裂いた。
彼女の乗る騎士団で最も上等な馬は悲鳴を上げて倒れ、キラを地面へと投げ出す。
「キラさん!」
「姫様!」
キラへ駆け寄る二人。
「だ、大丈夫……」
幸いにも、彼女は甲冑を着ていたおかげで大怪我にはならなかった。
その間に飛来した影は宙に飛び上がり、キラへ追撃をかける。
驚くべきことに、矢の如く飛んできた影の正体は人間だった。
ルークは咄嗟に馬の背中を蹴って飛び出し、かなり無理な体勢で敵の攻撃を剣で弾く。
初手の奇襲は彼が割り込んだことで馬へ標的を変更せざるを得ず、それで足止めしてからの追撃もまた潰された。
不意打ちに失敗した相手は、何と空中で軌道を変えて一度距離を取り、大通りの左右に並ぶ民家の屋根へと隠れる。
「新手か……!」
恐らく私兵部隊が突破された時のための、最終防衛ラインだとアルバートは判断する。
すぐに馬を失ったキラの周りを部下と固めようとする彼だったが、ルークは首を横に振った。
「キラさん、私の馬を使ってください。ここは私が食い止めます!」
「ルーク?!」
突然屋根から飛び掛かってくる得体の知れない相手を単騎で抑えようという彼に、キラは思わず抗議の声をあげた。
「分かっています、死ぬ気はありません。すぐ追いつきます」
目は口以上にものを言う。ルークの言葉に偽りが無いと確信した彼女は、この場を任せる決断を下した。
「気をつけて、ルーク!」
落馬の痛みを堪えながら、彼の馬に騎乗するキラ。
アルバートと兵を連れて再び城へ駆け出そうとする彼女へ、再び刺客が襲いかかる。
だが建物の屋根から来ると分かっていたルークは、またしてもその攻撃を止めた。
「あなたの相手は私ですよ」
彼にとって、この手のスピード勝負をかけてくる敵は初めてではない。
刺客の側もルークを驚異と感じたのか、走り去るキラを無理に追撃しようとせず、バク転で間合いを取ると地に足をつけて得物を構えた。
(短刀を逆手持ちで二刀流……? またユニークな戦法を)
刺客がキラへと仕掛けたのは、片刃の短刀による斬撃だった。
リーチは通常の片手剣より短いが、あの速さで懐に踏み込まれれば、二刀流の連撃で八つ裂きだったろう。
あの軽業を実現するため、防具は軽装備。
その統一されていない武装から、謎の魔術師と同じように大臣の雇った傭兵だとルークは判断した。
そしてもうひとつ、外見から分かったのは恐らく相手が女剣士であろうということ。
はねっ毛の金髪の下は一目で分かる女性的な顔立ちだったが、目付きは戦士のそれだ。
キラが大臣へ王手をかける中、ルークにとっても今までの経験を試される戦いが始まる。
To be continued
Pixivの方に合戦の図解を上げています。
部隊の動きが訳分からんくなった時にどうぞ。
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