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14発目 ドキッ!不良だらけの目指せ、甲子園!乱闘もあるよ その2 頭数を揃えろ

この物語に出てくる高校野球の規定は架空のものです。現実と大きく違うことが、たくさんありますのでご注意ください。

 野球部が終わっているということは、よく分かった。つーか、何で一年しか居ないんだよ!?くっそー……それにしても九人揃わなければ野球はできないし大会に出ることもできない。仮に私が入るとしても、あと四人必要だ。アブは人数に入れていいのか、よく分からんが……。四人か……気は進まないけど、お願いしてみるか。


「俺は構わないよ。昔、少年野球でピッチャーやってたし」

「いいのか、岸那?」

「ああ、お前への恩返しもまだしてないしな」

「そうか、ありがとう。夏までで良いから、よろしく頼むよ」

「俺もいいぜ。どうせ暇だしな。野球やったことねえけど」

「いや、とりあえず入ってくれるだけで有難い。サンキュー、松谷」

「よし、ならば入間勇気の頭脳も必要だな!」

「いや、頭脳より体が欲しいんだけど……」

「俺にそういう趣味は無い」

「……。俺にもねえよ」


 とりあえず三人……。後は……木間とか?早速、お願いしに行こう。



「う~ん……。俺、本格的にスポーツやったことは無いぞ?」

「いや、参加してくれるだけでいいから!大丈夫、皆素人だから!(それが問題がなんだけど)」

「そうか。なら構わねえよ」

「オッケー!サンキュー、木間。あ、そうだ。せっかくだから優くんにチアリーダーをお願いし……」

「それは、やめろ!!」


 冗談だって、そんなにマジで怒るなよ……。よし!私も入れてこれで九人だな。校長の所へ報告に行こう。



「なるほど、九人揃ったか。分かった。高野連に参加届けを出しておこう!」

「ところで校長、一つ聞きたいことがあるんですが……」

「何だね?凛堂君」

「アブって、ここの生徒なんですか?」

「アブドーラ君は野球留学生だよ」

「野球留学生!?」

「ああ、野球の本場、キューバからだ!喧嘩も出来るぞ!」


 何でまともに野球部が動いてないのに留学生受け入れてんだよ!?というか、留学生って高校野球出れるの?なんか私の知ってる高校野球と違う……。


「……そうゆーのって、誰が決めてんですか?」

「私だ!」


 誰かこの校長、クビにしろよ!お願い、PTA仕事して!


 とにかく、これで九人揃った。時間がない、後は練習あるのみだ!まずはバッティング。とりあえずマウンドには岸那に立ってもらった。私は審判、キャッチャーは阿部。最初のバッターボックスには和田に入ってもらう。


「よし、いいぞ!岸那」

「オッケー!」

「来いや!オラァ!トーシロに三振が取れるはずねーだろ!!」


 バシィ!!……ブン!


「ストライク!おい、和田!お前振るの遅すぎ!」

「だって……急に速いボールが来たから……」

「うっせーよ!!お前、バッターボックスに立ってんだろうが!」


 泣くな!震えんな!こっち見んな!


「時間がない!どんどん行くぞ!」


 その日、日が沈むまで練習をした。結局、一番野球が上手いのはアブ、というのが分かっただけだった……。大丈夫かな?これ。

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