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5-6話 私、◯◯再開しました。 華談



「じゃあ、美島さん手数料はこれくらいで」と意外に高い手数料を提示されやっぱり冷やかしだったんだと落胆するが意外にもウエイターとサガンさんがそれを阻止した。



「お前どんだけ調子乗るんだよ」

「本当ですよ。それこそうち(荒城)の店長にチクりますよ」と言いたい放題だ。



「あー、嘘だから」と意外にも本気だったのかまた店長がメモ帳に手数料を書いて私に提示する。



25%!



委託手数料としては安すぎる値段だ。



「本当にいいんですか?私クッキー売った事ないんですけど」

信じられない。



だけど



「いやあ、ドリンクだけのお客さん用にね。数枚出そうかなって考えてて」

と言われ意外と本気だったのが分かる。



勇気を出してチャレンジしてみる事にした。

「お願いします」と返事をすると皆喜んで仕切り直しとそれぞれ料理までご馳走になった。



一週間後、試作品を届けに華は魔窟にまた来ていた。



晩御飯も兼ねて来ているので店長達に試食してもらいながら魔窟のご飯を食べみんなの感想を待つ。



「店長が塩クッキーだったのでシンプルに胡麻クッキーとアーモンドクッキーにしてみました」と渡すと早速サガンさんが「胡麻何枚でもいけます」と無くなる勢いでボリボリ食べるので店長が嗜める。



ウエイターはというとアーモンドを食べ「旨」と呟いて数枚ポリポリ食べていた。



店長もやっとありつくと「俺のより旨い!これお土産用にも作れる?」と新しい仕事を貰える事になった。



それともう一つ、魔窟とは別の大きな仕事に取り掛かる事にするためスーパーに立ち寄る。



「ではお願いします」と担当者と話し、スーパーを後にする。



実は自販機を一つ設置し、そこでクッキーを販売する事にしたのだ。



折角の三千万だ。

賢く使わねば。



(といっても自販機は三十万もしないんだけど)

この販売方法は店長が話してくれて、取り入れたアイデアだ。



帰ってまた自販機用のメニューを考えなきゃ。

(あ、でも季節物で期間限定コーナー作りたいな)



なんだかんだで何を作るか考えてるとこが一番楽しい。



(不思議ー)



三千万あっても不安だったのに魔法なのか少し勇気をだしたら今がすごく楽しくて仕方ないのだ。




キッチンがまだ焼き菓子の香りでいっぱいになる。

結局一人じゃ食べきれない。



しょうがない。魔窟に持って行こう。



そう決めると、袋の中にクッキーを詰めた袋にリボンをきつめに結んだ。






































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