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この状況って、萌? それとも百合ですか?  作者: ほのぼの日記
瑞樹ちゃんの最も長い一日 編
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説明 前編

 今谷崎家の居間にあるテーブルには、桜田と春樹さんと、学校に行くはずだった俺とあかね、それに楓が囲むように座っている。

 とりあえず、俺としては今の状況説明を求めたいところなのだが、それよりも先にあかねに説明しておいた方が身のためかもしれない。

 あかねは一度桜田と面識を得ているが、不信感と言うか、信用のなさは今も変わっていないだろう。

 それにもう一つ、気になったことがあった。

 それも聞いておきたい。

「えっと、この人たちは・・・・・・」

「桜田さんと、春樹さんって言われてましたよね?」

「覚えていてもらえたなんて光栄だね。あかねさんとは二度目、だよね」

「そ、それで、どうして桜田はあかねの名前を知っているんだよ」

 俺が聞きたかったことは、これだった。

 俺はあの時、確か親友と言ってごまかしたはず。なのになぜ?

「僕があかねさんのことを知っていたら変かい?」

「変っていうか・・・・・・」

「いや、これは意地悪な質問だったね。いやなに、あかねさんのお父さんとは昔からの知り合いで、その関係上、知りえたってだけの話さ」

「そ、そうだったのか・・・・・・」

 そう言えば、あの時もあかねが巫女だとすぐに見抜いていた。あの時はてっきり、そういう感覚を持っているんだとばかり思っていたけれど、それだけではなかったということか。

「私にも説明して欲しいんだけど、お姉ちゃん!」

「楓は知っているだろ?」

「そう言うことじゃなくて、どうして家の前であんな騒動が起こっていたのかってこと」

「それは私も聞きたいことです」

「じゃあ、まずはそこから説明していこうか」

 と、桜田は割って入った。

「その前に、私をここに居て良いと後押ししてくれた理由も知りたいんですけど」

 あかねは桜田に待ったというように声を張った。

「うん、それは簡単だよ。あかねさんがもしお父さん、いやお母さんかな? の後を継ぐ気なら、それはこちら側に来るということ。なら、見ておいて損はないだろう? まあ、僕も卵と関われてラッキーってことさ」

「そうですか・・・ありがとうございます」

 あかねは知りたいことを知れてとりあえず、それでいいみたいだった。

 そして桜田は一度仕切り直すみたく、咳ばらいをして見せ、

「じゃあ、説明を始めるよ」

 といった。





「まず、僕がここに来た経緯だけど、それを説明するにはちょっと話を遡る必要がある。僕が瑞樹ちゃんと話したことを覚えているかな?」

「ん、うん、覚えているよ」

「なら話は簡単だ。そこにいる春樹さんが、回収屋なんだ」

「はい。私が裏では回収屋をしています。春樹と申します。それと、表では探偵を生業とさせていただいているので、裏の人間というわけでもないんですよ」

「そ、そうですか・・・・・・」

「回収屋ってなんですか?」

 あかねが聞き返す。

「主に、先ほどのような戦闘の後始末を担当する部署のようなもの、という説明で通させていただきたいのですが」

「でも私たちの時は片付けに来てくれなかったよね。お姉ちゃん?」

「あの一件の時もちゃんと来ましたよ」

「え、でも家の中片付けてくれなかったでしょ?」

「ああ、私が回収するのは魔力の残滓です。これを放置しておくと、妖怪や怪異、魑魅魍魎の類がそれを糧に成長、また縄張りとして住み着いてしまったり、さらなる獲物を引き寄せてしまったりするので、しっかりと速やかに回収させていただきました。とはいえ、自然に返る分もあるので、半日から一日程度、置くのですが、瑞樹さんのように美味な方のは特に要注意なので、忘れることはありません」

「えっ、お、私って、美味しいんですか?」

「それは、もう。あの、リリスの後継者ですから」

「はあ・・・・・・」

「リリスって?」

 そのことを知らないあかねははてな顔だ。

「そのことはまた今度ね」

「ふ~ん、まぁ、いいけど」

 あかねはどこか納得のいかない面持ちだったけど、すんなりと引き下がった。

 もしかしたら、今は必要のないことだと分かってくれたのかもしれない。ご都合的過ぎるだろうか・・・・・・

「それで、僕が呼んだ回収屋は彼だったわけだけど、ここでさらに問題が起きた」

「はい。私は呼ばれて数日後、すぐにこの街にやってきたのですが、その時にはすでに遅かったようで。制服姿の瑞樹さんを見かけた時には、もう”印”が付いていたんです」

 と、春樹さんは言って説明を続けるのだった。

伏線回収していっているわけなんですが、主人公視点のストーリー構成で作ってきているので、そんな場面なかったよねっていうところもあるかも。

あからさまに最後の方にいれたのは、とりあえずそこにいたと言うのを見せるためというのもあるので回収できてねーぞっていうことをおっしゃる方もいるかもと不安ではありますが、頑張ってやっていくので、今後とも、よろしくお願いします<(_ _)>

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