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この状況って、萌? それとも百合ですか?  作者: ほのぼの日記
夏の思い出 満喫編
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水着選び

 ということで、毎度おなじみのショッピングモールにやってまいりました。

 ということろから今回の話はスタートする。

 目的はもちろん、水着を買うこと。




 俺たちはショッピングモール二階にある水着専門店にやってきた。

 専門店と言うことだけあって品揃えが豊富だ。

 店の正面には大々的にもビキニを着けたマネキンが置かれている。マネキンだから色気はないけれど。

 お店に着いた俺たちは話し合いの結果、まずはそれぞれに自分の好みを探すことになった。

 とはいえ俺に好みなんてないわけで・・・・・・

 男だった頃はそれはもう・・・・・・露出が高い方が、なんというか、わくわく感というかドキドキ感というか、そんな男心をくすぐられたものだけれど。

 女目線で言うと、あれはスタイルに自信がないとできないと思った。

「・・・・・・どれにしよう」

 いろいろ手に取って見せ回る。

 やはりビキニはそれなりに種類が豊富のようだ。

 と、俺の目と鼻の先にワンピースタイプという看板札があった。

「ワンピースなら俺にも・・・」

 マンガとかだと少女が着ているイメージだけど、それは偏見というものだ。

 可愛いものに境界はない、と俺は信じている。

 ワンピースタイプを物色しているうちに、一着。白色の生地でピンクの花柄が散りばめられたシンプルなデザイン。だけれど俺の手はそれを問った瞬間止まった。

 なんというか心惹かれたのだ。

 そんな俺のところにあかねがやってきて、

「いいの見つかった?」

 と聞いてきた。

 俺は手に持っていたそのワンピースを見せて、

「これにしようかと思って」

「ん~、瑞樹ちゃんならビキニも似合うと思うんだけどな~」

「そ、そうかな・・・・・・」

「とりあえず、試着はただなんだからいろいろ着てみようよ!」

 そう言われながらビキニがたくさん置いてある辺りまで引っ張られて連れていかれ、手始めに一般的な黒と白から試してみよう。ということになった。

「じゃあ、見せあいっこしようか」

 と、試着室が並んだところで言われ、それぞれがそれぞれの試着室に入っていった。

 それから俺はとりあえず服を脱いで、この表現で正しいのかはわからないけれど、被れば着れてしまうやつだったのですぐに終わった。

 ちょっと待っていると隣から、

「終わった~?」

 と声が聞こえてきたから、

「大丈夫」

 と返事を返して、試着室を出る。

 もちろん目に飛び込んできたのはあかねの水着姿。

 あかねはフリルの付いたビキニを着ていた。

「黒色に白の蝶が描かれてるんだね・・・ちょっと大人っぽい」

「水着的にはビキニじゃなくてもよかったんだけど、こういうところでしか露出できないからね。解放感ていうの? ちょっと味わいたくてこれにしたんだ」

「へえ~、そういう選び方もあるんだね」

「そういう瑞樹ちゃんは、持っていた時はちょっと子供っぽいな~って思ったけど着てみるとそんなこともないね。というか、しっかり着こなしてる感じがするよ」

「ありがとう~・・・・・・」

「それで、ビキニも着てみてよ」

「う、うん・・・」

 あまり気は進まないがとりあえず着てみることにした。

 一度は試してみないとね・・・・・・

「これは・・・」

「どう? 着れた?」

「着れたことには着れたよ」

「えいっ」

 俺の回答を聞いてか聞かぬか、試着室のカーテンがあかねの手によって開かれた。

「え・・・・・・ひゃわ・・ああ・・」

 急に明るくなった目の前に、外の景色が飛び込んできて思わず喉から変な声が漏れた。それと同時に体温が急激に上昇している。平たく言えば、凄く恥ずかしい、だ。

「あらら、ごめんごめん」

 反射的に屈みこんで顔を赤らめている俺を見てあかねは謝った。

「この様子じゃプールを楽しむ余裕はないね・・・・・・せっかく似合っているのにもったいない感じはするけど、まずは楽しまなくちゃ意味ないしビキニはまた別の機会にと言うことで。でもワンピースもすごくよかったし、今の反応も私的にはばっちりだよ」

 いったい何がばっちりなのか理解しがたいけれど、ハプニングで水着が脱げる時のあの恥ずかしさをなんとなく理解した俺は、あのヒロインたちの精神のずぶとさに感服していた。

 そんなことはともかくとして、早く着替えたかった。

「・・・・・・ん」

「あ、今閉めるね」

 俺がくいくいとカーテンを動かすとあかねは察したようにカーテンを閉めた。

 どうやら何の滞りもなく水着選びは終わったようだ。

 今回の収穫はプールで使う水着と、それと教訓。

 今の俺にはあまり露出度の高い服は着れないということだった。

 それからさくっと着替えてカーテンを開け、

「終わったよ~」

「お疲れ~」

 と、何処か和むようなやり取りをしてから会計へとレジへと向かった。その途中でビキニはあった場所にしっかりと戻していく。





 買い物袋を手に提げて外に出ると、そろそろ日が沈むというような時間になっていた。

 黄昏時。 

「今日は急だったのに、ありがとう」

「いえいえ、プール楽しみにしているね」

「うん。次はプール行く日に会おうね」

「って言っても、明日じゃん」

 俺たちは笑いあって帰路についた。

 家に着くと、楓が帰ってきていて母さんから聞いたのか、俺に焼けに詳しくどんな水着を買ってきたのか聞いてきた。

 それを突っぱねるように、機会があれば見せてあげると言ってあしらったのはまたときあればの話だ。

試着室でのちょっとしたハプニング展開も考えたりしたのですが、今回はその出番はありませんでした

( ;∀;)

その辺も今後に影響するかもしれなかったり?するかもしれないですねw

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