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この状況って、萌? それとも百合ですか?  作者: ほのぼの日記
夏の思い出 満喫編
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初デート 後編

 前回の続き。

 あかねに半ば半身乗られる感じで詰め寄られている俺。

 ほぼ尋問のような感じで選択を迫られていた。





 さてさて、これはどうしたものだろうか・・・・・・

 などという前置きをしておきつつ、俺は考える。

 こんな状況なのに俺は冷静さを取り戻しつつあった。別にこういう状況に慣れてしまったわけではない。しいて言うならば、原因と解決方法が分かっているのに焦る必要がないということだった。

 そして、解決方法はいたってシンプル。

 俺はあかねを抱き寄せるように耳元でささやく。

「あかね。落ち着いて!」

「・・・!?」

 前にあかねのお父さんとのあれやこれやの時にリリンに言われた言葉。

 魔力は気持ち。威力は願い。

 これを覚えておいてよかった。とは言っても忘れるはずもないんだけれども・・・・・・・・

 そう言えばこれをやるのは二度目だった。

 一度目は知らず知らずのうちにだったけれど・・・・・・

 何を隠そう、あかねと楓の喧嘩を止めた時のことだ。

「あ。あれ・・・・えっと・・・・」

「大丈夫?」

「あ~、うん、ありがとう」

 あかねは今の状況がいまいち飲み込めていないといった感じだった。

「ちょっと疲れていたのかもね。もう少し休憩していようか」

「うん、そうする」

 あかねは俺の上からどいて横に座り直して肩を預けてくる。





 それからしばらく休んでから、もう一度歌って時間も時間なのでカラオケは終いになった。

 カラオケを出て、俺はあかねに少し行きたいところがあるんだけどと伝え、寄り道をする。

 商店街を通り抜け、少し歩いた先に川を囲むように土手がある。

 そこにあかねを連れて行った。

「土手の上にまで来て、何かあるの?」

「私こういう景色大好きなんだよね」

 そう言って、俺は太陽の沈みかけの西の水平線を指し示す。

 そこには、沈みかけの太陽に照らされて黄金色に輝く空と夜を告げるように濃い青に染まった空がある。

 黄昏時。

 街並みの影は長く伸び、空は遠くまで見渡せるようで、太陽は沈みかけ、月が輝き始め、北の空には北極星が輝いている。

「ちょっと幻想的でしょ」

「そうね。瑞樹ちゃんにもこういうセンスがあったなんて知らなかったな」

「秘密の場所とかじゃないけど、私からのお礼」

 俺の言葉にあかねは笑顔を返して、

「ありがたくいただくね」

 そう言った。

 俺とあかねはこの時が終りを告げてから、帰路に着いた。

 俺はあかねを家まで見送って、家に帰っていく。

 家の門まで来た時に、誰かに見られているような感じがしたけれどそこには誰もいなかった。

 だからたいして気にもしなかった。

 そのまま俺は家へと入っていった。

「ただいま~」

「お帰り~、お姉ちゃ~~ん」

 玄関でいきなり楓に抱き着かれるのだった。

いつも誤字修正送ってくださる方々、大変感謝しております。毎度毎度とても助かっています。


さて、今回は少々伏線を張りつつ進行していきたいと考えております。やりすぎて回収しきれないこともあるかも( ;∀;)


感想、コメント、どしどしどんなことでもお待ちしております(*'ω'*)

それではまた次回・・・

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