↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この状況って、萌? それとも百合ですか?  作者: ほのぼの日記
魔女の器 聖杯編
38/133

お風呂効果

 目を覚ました時、そこには知っている天井が広がっていた。

 俺は自分のベッドで寝ていた。

 あの時どうして倒れたのかはリリスとの話でなんとなく分かっているけれど、あの時どうして身体が言うことを聞かなくなったのかは未だわかっていなかった。

「とりあえず、着替えたい・・・・・」

 時刻は四時を回っていた。

 ということは五時間くらい寝ていたということだ。

 汗で服はぐっしょりと湿っていて気持ち悪い。

 もう出かける予定もないので楽な格好で良いだろうということで、ちょっと大きめのTシャツと紺色の学校のジャージのズボンとジャケット、それと下着を持ってお風呂に入りに行った。

 



 

 階段を下りて洗面所に着替えを置いてから、リビングにいるであろう母親と楓に起きたことを伝えに言った。

「おはよう。汗かいたからお風呂入るね~」

「お兄ちゃん、大丈夫なの?」

 心配そうな表情で近づいてきた楓。

「今は何ともない」

「そう。とりあえず落ち着いてくれてよかった。あの時、凄い熱だったから心配したわ」

「息苦しそうだったし・・・・・・・」

「心配かけてごめん。でももうたぶん大丈夫だから」

 二人は少し遅れて、

「そう。ならよかったわ。それじゃあ、早くお風呂入ってきなさい」

「タオルとかは用意しておくね」

「ありがとう」

 なんか、二人ともゆっくり話している気がしたけれどたぶん気のせいだろう。違和感を覚えたというよりいつもと違う感じがしたというような気がかりがあった程度の話だ。

 俺はお礼を言ってから、洗面所に戻った。





 素早く服を脱いで、とりあえずお風呂に入った。

 服は洗い方次第でダメになったりするものが女性ものには特に多いので、その辺は未だ楓に任せている。

 お風呂場に水のはねる音が響く。

 恐る恐る水の温度を確かめてから、温水になっていることを確認。それから身体にかける。 

 先に髪を洗ってから身体の順だ。

 髪はシャンプーで頭皮を指の頭の部分で洗って、しっかりと流す。それからリンスは髪先を重点的にケアする。

 楓直伝である。

 その後、顔を優しく洗って、身体を流した。

「あれ・・・・・?」

 見えてはいけないものが見える? 

 走馬灯?

 スローモーション?

 どう表現するのが正しいのか、自分自身こんな体験は初めてでよくわからない。

 感覚で言うならスローモーション撮影したときの感じだ。

「ゆっくりになってる??」

 声の反響が遅い。

 けれど、身体に当たる温水のシャワーの感覚はいつも通り。

 シャワーを止めた時に最後の一滴が垂れるとき一粒がしっかり見えることはあると思うけれど、普通に流している時にその水の流れが、一滴一滴見えるのは普通ではないと思う。

 というか、普通じゃない。

「・・・・・・」

 一時的に思考が停止していた。

 オーバーヒートしていたというべきかもしれない。

 とはいえ、一度シャワーを止め、お風呂につかる。

 あんなことがあった後だ。

 焦っても仕方がない。それに解決方法はわからないけれど、ゆっくりになっているだけならば実害的な危機的状況ではないのだから、冷静に行こう。

「お風呂っていいな~」

 ・・・・・・・満喫していた。

「じゃないよ。なんか変なの。お兄ちゃん!」

 ドタバタとした音とともに楓が勢いよくドアを開けてお風呂場に突入してきた。

「どうしたの?」

「なんていうか、ゆっくりっていうか・・・・・」

 ああ~、今思ってたことだって感じに思ったのも束の間、

「どうなっているの、お兄ちゃん」

「楓、ちょっと落ち着こう。焦っても解決しないし、いいことないよ」

「お兄ちゃんは落ち着きすぎなんだよ~」

 楓は軽いパニック状態だ。

 俺がパニック状態になってないのはお風呂に浸かっているためなのかな。リラックス効果があるって聞いたことあるし・・・・・・

 楓を落ち着かせるために俺はお風呂から上がり、タオルで身体を拭いた後、顔を化粧水でケアし、服をきた。

 服を着た後、洗面所であたふたしている楓を見て、さて、これからどうしようか・・・・・・という感じに今日の予定を軽く考える感じに考えてみるのだった。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。