第二百二十五話 みどりの日
国民の祝日。五月四日。自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かなこころをはぐくむ日。一九八九年、四月二九日の昭和天皇の天皇誕生日を改称、二〇〇七年、同日を昭和の日とするに際し五月四日に変更。
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タイランがある時花を育てようと思って水やりをしていた時のことでした、アルプはそれを見ていて鼻で笑いながら、これはいじめに使えるぞと喜ぶのでした。
そして、アルプはタイランが花を育てきって花が咲いた時でした、アルプがその場で花を踏み荒らしたのでした。
「おおっとすまないな、駆けっこの練習中だったんだよ、まあ、君と僕の仲だ、許したまえ、それじゃあ、あばよ、間抜け野郎」
そう言ってアルプはその場を後にするのでした、タイランはあまりのことに呆然として落ち込んでしまいます、せっかく育てた花がこんな簡単に踏み荒らされて終わってしまったからです。
「そんな、せっかく育てたのに、今回はどうにもならないのかな」
アルプが駆けっこの練習中だったのだから、仕方ないとはいえ、こうなった以上タイランは本気で花を生き返らせるべく図書室に行き、どうすればいいか考え込むのでした。
アルプがその様子を見て鼻で笑って大爆笑、あんまりにも嬉しくて自分のやったことを再び確認しにいくと、花が立ち直って咲き乱れているではありませんか。
「踏んでやったのに生意気だぞ、もう一回踏んづけてやる」
そう言ってアルプは花を踏んづけてやりましたが、次の日には再び元の姿を見せるのでした、アルプは大激怒しました。
一方のタイランはとにかくお水をやるといいんだなと必死に水を上げていると生き返ったかの様に咲き誇るので喜びました。
「やった、この花はおいらが育てた貴重な花だ、このまま頑張って育てて、みんなにも見せてあげよう」
ですが、タイランがいなくなると、アルプがやってきて、その場でもう一度踏んづけて花を破壊してしまうのでした。
タイランが時間がある時に確認に来ると花が無くなっています、残念がりながらもよく見てみると萎れている様なので、花に水を与えて元気になれ、元気になれと言って、その場を去るのでした。
アルプは再びその場所にやってきて、花を見ていると踏んづけてやったはずの花が生き返っています、馬鹿なと思って燃やすことにしました。
「ふん、燃やしてやったんだ、これで大丈夫なはず、二度と生き返れないだろう、どうだーい、これで僕の勝利さ、タイランめ絶望して学校になんか来るんじゃねーよ、あのアホマヌケがよ」
そう言ってアルプはその場を後にします、タイランが時間がある時に確認に戻ってみると花が燃えカスの様になっており、タイランは絶望しましたが、水をあげれば生き返るかもしれないとそう思って、水を与えてその場を去るのでした。
アルプが再び戻ってみると、花が生き返っているので、そ、そんな馬鹿なと驚きながらもまたしても踏んづけてやって、火で燃やしてもダメなのか、もしや、お化けなのではと震え上がってその場を去るのでした。
花の名前は大蒲公英、普通の蒲公英の十倍の生命力はある特殊な花だったのでした。
「それにしても、こんなことで僕が逃げ帰らないといけないなんてとっても悔しいし、理不尽だよく調べてみることにしよう」
そして、アルプが調べたところ、園芸本から大蒲公英だということがわかり、水さえ与えていれば必ず育つ優れもの、子供に育てさせるには完璧だと書いてあったのを見て怒り狂ってその場で本を引き裂かずに、元の場所に戻した後にその場で癇癪を爆発させるのでした。
「いいだろう、この僕を本気にさせたことを後悔させてやる」
その後、アルプの挑戦が始まりました、その日からアルプの挑戦はもっと過激なものへと変化するのでした。
「ふっふっふ、この僕が踏んづけたり、火をつけたりする程度で終わると思っているのか、これでもくらえ、理科室から盗んできた硫酸でも喰らいやがれ、へへへ、これなら終わりだお終いだ」
アルプは硫酸を流し込んで花を破壊しましたが、大蒲公英は生き返ります、綺麗に咲き誇って、アルプのいじめなどものともしません。
「そ、そんな馬鹿な、僕のいじめが通用していない、こんなに頑強に抵抗する奴は初めて見たぞ、一体全体どうすればいいんだ」
大蒲公英、その頑強なことは言うまでもありません、そう、大蒲公英は生き返ります、そう何をやっても咲き誇り、生き返ることから震え上がるアルプでした。
しかし、アルプはめげません、ならば、土壌に毒を撒いてやると叫んで、毒を持ってきて大蒲公英の近くに撒くのでした、
「これでどうだ、僕は勝ったんだ、勝者様の前にひれ伏したまえ、へへへのへーだ」
ですが大蒲公英は生き返ってそのままメキメキと育つと土壌を破壊し始めるのでした、そして、アルプは飲み込まれていくのでした。
その後、時間がある時にタイランは戻ってきて驚きました、大蒲公英は育てるにしてもきちんと場所を選ばないといけない花だったからです、その後、先生が一同になって花を駆除するのに丁寧に時間をかけたのでした。
「おいら、今度から気をつけるよ、花は花でも育てる花はきちんと選ぶことにするよ、そう言いたかったんだね、アルプ」
アルプは緊急搬送されて、助かりましたが、危険な花を駆除しようとしていたことから奇跡の救世主と言われる様になり頭が混乱するのでした。




