第二百二十三話 憲法記念日
国民の祝日の一つ。日本国憲法の施行を記念する日。五月三日。
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ここはセルバチア魔法学校、ある時、アルプがタイランを見ていてあることを思いつきました。
「そうだ、廊下は走ってはいけないけど、無理やり走らせて、先生に怒らせよう、そして、やる気をなくさせるといういじめを行おう、これならうまくいくぞ、この作戦を成功させたらこの僕は天才だね」
そして、アルプはタイランを虐めるために、家にあったお化けの仮面を持ってくるのでした、そして、背後から歩いてきて、わっと驚かすのでした。
「おい、タイラン、お化けだぞ、とっても危険なんだぞ、怖いだろう、そうれ、魔法でも喰らえ、ズール」
そして、タイランは背中が水で濡らされて汚れてしまいびっくりしたところ、後ろを振り向くとお化けの仮面があり、お化けが現れたとびっくりしてその場を走ってしまうのでした。
「やった、大成功だ、これでタイランは怒られる、さあ、追いかけないとな」
そして、その後自分も走ってタイランを追いかけると先生に怒られているのが廊下で見つかり、その場で隠れるのでした。
「いいか、タイラン、廊下は走ってはいけないんじゃよ」
「ごめんなさい、先生、お化けに驚いてしまって廊下を走ってしまいました」
「反省しているようなら、それでいいんだ、そもそも規則というのは危ないからあるんじゃ、お化けが出たというならばそれを退治してみよう」
マザール先生は元はアンカ組の卒業生だったこともあり、タイランの話を信じました、そして、二人で冒険することになるのでした。
アルプはそれを見て慌てました、先生があんなに優しい口調で話したのではいじめにはなりません、タイランを傷つけてはいないからです、このままでは作戦は大失敗だ、そうなってしまっては悔しくて悔しくてしょうがない、かくなる上は、このお面を外して、何もなかったことにしよう、そうすれば、お化けがいたなんてことは嘘になる、そうなってしまえば、タイランは嘘つきだ、そして、自分は素知らぬ顔をしてお化けなんて居ませんでしたよ、タイランがふざけて走っているのは見ていましたけどと言ってやろうとそう考えたのである。
アルプは自らの天才的な考えに大笑いして仮面を外すと悠々と待つのであった。
そして、廊下を移動してくる二人を待っていると窓を見ていてあることに気がつきました、なんと、仮面を外した自分の顔が化け物になっていたのです。
「感謝したまえ、憧れていたんだろう、お化けの顔に、君をきちんと整形しておいたさ」
横を見ればバルラスでした、このままではお化けとして退治されてしまう、大泣きするアルプはその場をダッシュで走りながら、逃げ出すのでした。
ですが、逃げ出す際に、マザール先生とタイランに見つかってしまうのでした。
「おいらが見たお化けじゃないけど、お化けだ、先生大変だ、昼間なのにお化けがいるんだ、恐ろしいことだよ、どうすればいいんだろう」
「うむ、これほどの弱い霊気じゃ、大した力はあるまい、わしの魔法で退治をするからよく見ていてごらんなさい」
マザール先生は本気で魔法を放とうしているのでアルプは震え上がって泣くのでした、誰か僕を助けてくれ、そう思いながら、泣きながらその場を後にするのでした。
そして、お化けになってしまい、その場を離れた後、バルラスの下まで移動すると元に戻してくれる様に懇切丁寧に頼んで頼むのでした。
「お願いだ、この顔じゃ家にも帰れない、助けてくれ、戻してくれたらそれこそ感謝するから、お願いします、戻してくれー!」
泣きながらそう頼み込んだが、バルラスは似合っているぞ、とにっこりと笑ってサムズアップして、その場から消え去るのでした。
アルプはこの後、どうするか考えた後に慌てて、保健室に飛び込み、保健室のアルタン先生が震え上がってびっくりしているうちに、薬品を適当に飲んだり食べたりして治そうとするのでした。
しかし、薬品に当たってしまい、アルプは頭が混乱した上に全身が痺れてしまうのでした。
「助けてくれ!アルタン先生、僕は悪くないんだ、バルラスが全て悪い」
しかし、アルタン先生は震え上がってその場で気絶してしまいました、それを見て、なんて頼りにならない先生なんだうえーんと泣き叫んでいるとマザール先生とタイランがやってきます。
「頼む、僕だ、アルプだ、助けてくれ、全て僕が悪かった、助けてくれー」
こうして、タイランはお化けがよくわからないけど、アルプのふりをしているのかなと混乱しているとマザール先生はどうやら姿が変形してしまったアルプのようじゃなと呆れながらアルタン先生を起こして、治すように頼み込むのでした。
その後、起き上がったアルタン先生は事情を知って元の顔に戻る薬を作ってくれたのでした、アルプは急いで飲んで鏡で確認したところ顔は戻っています、喜ぶのでした。
「アルプ大変だったね」
「ああ、大変だった、バルラスに近づいたのが運の尽きだ、こんな仮面二度と被ってたまるか」
そう言って、アルプは仮面を地面に叩きつけるのでした。
アルプはその後、家に帰って、お化けの仮面を地面に叩きつけたことを後悔したのでした、どうやら、お父さんにとって大切な品物の様で、アルプはとても怒られてしまったからです。




