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第一章 9幕 『やかましいわ』

ドラの放った一撃は、とてもハンマー一振りとは思えない程の威力に見えた。

重い音を立てて振り下ろされたハンマーに殴られた獣の巨体は地面に倒れた。


これが私の能力、【|衝撃変化⦅インパクト・コントロール⦆】

今のところは、「強化」と「時差攻撃」くらいだけど、変化のさせ方に制限はあんまりなさそうなの!

ドラは楽しそうに自分の能力を説明する。


ただ、俺は小柄なドラがゴツいハンマーを持っているギャップの方が気になってしまった。


「その、そもそものパワー強いのはなんで?」

「えっと、それはね、」

ドラはそっと手を出し、そこに緑の光が降りてくる。

「これは風の微精霊、こっちはドラゴンの種族能力だね」


ハンマーを持ち上げた力も、軽やかな跳躍も合点がいった。


これ見て安心したでしょ〜

心配そうなのバレてたんだからね〜


自分よりちっちゃい女の子なんだから心配するでしょ


そう返すと、ドラは嬉しそうな顔をしたように見えた。


俺たちは依頼主のところへ戻り、報酬を受け取ると、ドラが元気すぎてそのままその日は5件も依頼を解決した。


と、言うわけでりゅーは使いたい武器あるかい?


武器屋で品を眺めていた。

やはり文明の進歩を感じる。なんでも、当たり前のように銃があるからだ。


どう考えてもフィジカルが弱い俺は、警察の持っていそうなリボルバーを選んだ。


近接弱そうだもんね。(笑)

やかましいわと思いつつ購入した。


誤射しないでね?


ドラに冗談っぽく言われたが、本当に自信がなかった。


次の日、朝早くからドラのモチベーションによって依頼を受けに行った。


数体のイノシシのような獣に囲まれたがドラが素早く一掃していく、

俺の出番は正直なかった。


気を緩めた瞬間、地面が割れた。


スマホで、しかもキーボード入力の人間です。

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