第一章 7幕 『お願い!』
りゅーとドラはそれぞれ風呂に入り、眠りにつこうとしていた。
部屋余ってねえんだよなぁと大将に言われ、りゅーはドラの部屋に布団を敷いて寝ることになった。
りゅーが布団に入ったがなんだかんだ1時間くらい寝付けなかった。女の子の部屋で寝てるから、なんて関係なくりゅーはとてつもなく寝つきが悪かった。
眠れず天井を眺めていると、唐突にベッドからドラが転がり落ちてきた。
いつもこんな寝相なんだろうか、そんなことを考えていると急に抱きつかれた。ベッドの上に抱かれていたであろう配置の布団があるのでおそらく癖なのだろう。
りゅーは眠りに落ちた。
目を覚ますとドラはいなくなっていた。
そう、りゅーは典型的な夜型なのだ。それはそれは不便である。ただ、どこか聞いた「夜型の人は縄文時代くらいの時に、寝ている仲間を夜の間獣から守っていた人のご先祖だろうから気にするな」なんてことをりゅーは気に入って気にしなくなった。
寝ぼけているとドラが起こしにやってきた。
「ご飯できてるよ〜」
朝食は大分しっかりとした和食だった。
やはり現世の文化がかなり入ってきているようだった。
あの、りゅーって寝つき良い?
どう言うことかと思ったが、多分起きたらあの状態だったから気にしてるんだなと気づいたので、
もういっそ並んで寝る?と冗談で言ったらドラは顔を赤くした。
昨日から思っていたが感情豊かだな、この子。
その後朝食を食べすすめていると、不意にドラが
「あの、急で悪いけど、ギルド組んでくれない?」
と言い出した。
どうやら金を稼ぎたくてモンスター討伐でもなんでも依頼したくても1人じゃ受けられないらしい。
最初からこれが狙いだったのかなとも考えたが、この生活が気に入ってしまっていたので詮索しなかった。
いいよと答えた。
今更思ったが、能力とか手に入れているのだろうか。
依頼を受けに行く道中でドラに聞くと、みんな能力持ってるからりゅーも持ってるだろうけど、能力の判別とかないから自力でどんな能力か気づくしかない、というまあまあめんどくさい感じだった。
地味な回になっちゃったな




