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第一章 3幕 『プロローグ・3』
なるほどねぇ
りゅーは少し考えて言った。
──まず言っておきたいのは、能力者が出没したのは絶対に2週間以内だから、その子が目覚めない原因が能力者なのかはわからない。
わかっていた、時期の辻褄が合わないことは。
桜は心の中で少し諦めができてしまった。
──でも、
その子を目覚めさせられるような能力者を探してあげることはできるよ。
その代わり、やっぱり君が危険な目に遭うことは避けられないと思う。だから、
『君はその子に人生の半分以上をあげられるかい?』
りゅーは桜に覚悟を問う。
桜はその時、改めて気づいた。
自分がどれだけその子のことを想っていたかを。
「あげられます。大切な人だから。」
桜は迷いはなく、少し笑顔で答えた。
──よし、だったら全て話そう。
僕たちが異世界に転生して、現世に帰る扉を開けてしまったところまでの話を。
プロローグを無事終えられました。
今にでも現世での話を書きたいんですが、よりメインディッシュが美味しくなるような前菜をお届けします。




