2/22
第一章 2幕 『プロローグ・2』
桜は二人に、町外れの山に建つ廃墟に連れて行かれた。
廃墟とはいうが、建物に欠陥という欠陥は無く、豪邸を造っていたが中止になった、というのを噂に聞いている。
「ここ、アジトみたいに使わせてもらってんだ。できる限り一般の人巻き込まないように、町から距離置けるいい場所でさ。」
男性は建物に入りながらそう言った。
古びた椅子とソファーにそれぞれ腰掛け、二人は自己紹介をする。
「俺は【りゅー】」「私は【ドラ】」
これも人を巻き込まないための偽名なのだろうと桜は思ったが、野暮だと思い特に何も言わなかった。
「それで、俺たちを追った理由はなんなんだい」
「僕は、友達を目覚めさせたいんです」
僕の友達は、おおよそ1ヶ月前に原因不明の意識不明になったんです。
プロローグは次回で終わらせます




