第一章 11幕 『変わらないままで』
ドラの部屋に着いて、りゅーはドラを問いただす。
説明してもらおうか
そうは言うものの、出会って2日やそこらの人間なんだから話したくないと言われても仕方がないと思っていた。
しかし、予想に反してドラは正直に話し始めた。
ドラゴンの種族は嫌われてるんだよ、なんでも500年くらい前に大災害を起こしたとかでさ。
ドラは少しずつ顔を下に下げていく。
ごめんなさい、何も言わなくて、何も知らない君なら私と仲良くしてくれると思っちゃったの。最低だよね。
声が少し、震えているように聞こえた。
りゅーは黙ってドラに近づく。
ドラの顔を覗き込むように屈み、両手で頬を覆い顔を上げさせる。
ドラはポロポロと涙粒を流していた。
顔を見られるや否や顔を赤くする
「謝れなんて言ってないだろ。というか、自分が悪くないってわかってるでしょ。」
都合のいいってだけであんな顔できるわけないだろ、そう思っていた。
「俺は人を括って考えるのが大嫌いだからな、そんな話聞いても関係ないから。」
泣いているドラに何をしてあげるべきか、正解がわからなかった。
ただ、自分だけは味方であると示さないといけないと考えた。
ドラをギュッと抱いた。後から考えたら自分も距離バグってたなと思う。
ドラの流した涙が俺の肩を濡らし始めた。
安心したのか、わんわん泣き始めてしまった。
それから少しして泣き止んだが、抱きつくのをやめてくれない。
「ご飯作るから、着いてきて」
相変わらず美味しかった。
「よしよしして」
夜になり、寝ようとすると布団に入ってきて、ドラは抱きつくと数分で眠った。
まだ甘やかしすぎ、とは思はないが、多分断りどきをミスったらずっと続くなこれは。
そう思った。
朝起きると、珍しくドラがまだ寝ていた。
なんとなく寝顔を眺めていると、数分でドラも起きた。
「おはよう、、」
目を瞑ったままそう言った後に、目を開けて俺を見た。
「!
あ、あの、りゅー!?えっと、昨日の夜のことは全部忘れて!!」
ドラは顔を真っ赤にして言った。
「可愛すぎて忘れらんないな〜」
あっま




