第百四十六話 集合
なんと一年経ちました! ここまで続けて来れたのは読んでくださった皆様のお陰です! 正直言って見えたく無いものも見え始めたと言うか、結構前から見えてたと言うか…… 自分の実力がハッキリした感じですがこれからも精進して行きます!
「時間か、行くぞ」
「ハァ、センパイとの旅行も終わりか〜」
サラは支度を済ませさっさとホテルを出て、イブもイヤイヤそれに続く。
事前に通達されたポイントにこれから向かうわけだが、ただでさえ目立つクソデカ外国人3人と+αが固まって動くと嫌でも人目に付くため、それを避ける為に4人別々時間も少しずらして向かうことになった。
のだが、イブだけどうしてもと駄々を捏ねたため仕方なく2人で向かうことになった。
「それにしても回りくどいですねー、でも! イブはセンパイと2人っきりで歩けるから良いんですけどね!」
「はいはい」
指定された場所に向かいそこから車であたし達を回収してとある場所に向かう。そこにあるのは勿論『門』だ。そして、こうして目立たないように行動してるのは当然、その門が公になっていない自分らしか知らない物だからだ。
岡田は現状孤立無援。門を然るべき手順で正当に権利を得ても他の力ある企業や団体にあれやこれやで、それを掠め取られるだけ。だったら逆に公にせずにいた方が良いわけだ。
「ていうか、いいんですか? 向こうに何も言わず勝手に人を雇って。守秘義務とか」
「いいんだよ向こうはアタシらに強く言える立場じゃ無い。それに当事者だから守秘義務とかは無い」
・・・
道があるものの殆ど整備されておらず、それ故に人通りも極めて少ない都内の山奥。民家はまばらで道から一歩踏み出ると迷って出て来れなさそうな森が広がっている。
その奥に位置する今はもう殆ど使われない県境のトンネル内部の中心に門が開いた。
岡田にとって、そこは狙い澄ましたかのように非常に都合が良い場所だ。人目に付かず、近隣から噂される事もない山奥で邪魔が入らず作業が出来る。寧ろ運が良すぎて怖いくらいだ。
一応人が来ないように道の先に人払い用の看板や人を配置してあるので抜かりは無い。
「準備はどうなってる?」
岡田は昼と真逆で、暗いトンネルの中で門を見つめながら何やら機械を弄る調査チームの1人に声を掛ける。
「機器に問題はありません。マナの影響下でも正常に動いています」
機械から有線が伸びそれが門の中まで伸びている。無線は勿論通じないが、有線であればこちら側と向こう側でもエリアレベルによるが安定して作動する。
「よし、あとは到着を待つだけね」
岡田がそう言ってからしばらく経ち、予定通りの時間になるとトンネルの両側から喧しい男女がそれぞれの相方を呆れさせながらやって来た。
岡田が予想してなかった人物を連れて。




