第百九話
いつの間にか20万字超えてました!! 次は目指せ50万!!!
おい、いつになったら着くんだよ。こんなに走ってるのに全然近づかねぇぞ。
シラン
知らん、て他人行儀すぎるだろ。何か案とか近づけない原因とか分からねえのか?
シラン!
わ、悪かったって。そんな怒んなよ……
謎の異空間での激闘の末、デカブツをこの世から消し飛ばした後、リルのお屋敷で俺は盛大にもてなされた。
音楽とかよく分からないけど聞いてて謎に感動してしまったし、運ばれる料理はどれも美味かった。また気を失うかもと少し警戒したが一口食べた瞬間、綺麗さっぱり忘れてしまった。
その後はこれまた豪華な部屋に案内されフッカフカのベッドに横たわった。まあ、サイズはご愛嬌で。
一晩過ごした次の日には俺は…… グルルルル。俺たちは出発する事にした。そもそも完全な寄り道というか暇つぶしだったし、それにここにいつまでも居ると門を見つけられないからな。
てな訳で俺たちが出て行こうとすると、案の定嬉しい事にリルがギャン泣きで俺たちを引き留めようとした。
最初はあんなに怖がってたのに、いつの間にかこんなに懐くとは最初に会った時は思いもしなかった。
しょうがないので生成スキルでマーキング用の四角い物体を作りそれを置いてきた。
これで帰りに寄る場所が増えてしまったが、まあ、いいだろう。心配なのは俺のことを忘れてしまわないかということぐらいだ。
ま、紆余曲折あり今は結構前に見つけた空に届くほどのデカい、山なのか、木なのか、岩なのか、塔なのか、自然物か人工物かも判別出来ないとにかくデカいアレに向かっている。
リルの屋敷の場所を教えてくれた、ソーダ味の実を付ける不思議な木にも会いにいくと、俺が置いて行った剣を相変わらず抱き締めるように枝や蔦を伸ばしている。
気に入ってくれて良かった。
さらに俺と会った時は一つしか実っていなかったあの実がいくつも実っていて何事かと思ったが、まぁ気にしない事にした。
コイツが意外にも実を気に入り食べ尽くしそうだったので、俺はすぐにその場を離れ、コイツの文句を聞き流しながらその地を後にした。
だが!
何日、何週間経っても近づく気配がまるで無い。
馬の目の前にぶら下げられた人参のように永遠と追いつかない物を追っかけてるようだ。
蜃気楼やそういう類の幻術にでもかかったのか?
と、前の俺なら悲観していたが今は違う。
しゃあねぇ。いっちょぶっ飛ばして行くか『相棒』!
ウグルルルル…… ワカタゼ、『アイボウ』!
一度走るのをやめ、その場で走り出す姿勢をとり、しばらくすると、はち切れんばかりのマナが身体中に流れ込む。
そして次の瞬間、俺はそのマナを爆発させ一気に跳躍。景色が物凄い勢いで流れていく。
仕様はチートでぶっ壊す。




