★設定ほか資料室★
※ネタバレ注意
【登場人物】
アヤノ:本作の主人公であり、巻き込まれ体質のBL漫画家。引きこもり気質で平穏な日常を愛していたが、アレクシスとの共同生活によって生活リズムも精神状態も破壊されつつある。アレクシスを新作漫画のモデルにし、ちゃっかり大ヒットを飛ばしている。
アレクシス: 異世界フォルジェ王国の第三王子。本国での王位争いを避けるため、日本に逃亡中。伝説の料理人になるという目標を掲げ、日々料理修行に励む。純粋で世間知らずだが、剣技は国一番。無意識に魔力を使ってしまうことがある。
シリル: アレクシスの護衛騎士。榊原の術によって「幽体」としてアヤノの担当編集者(鈴村)の身体に送り込まれ、彼と共存していた苦労人。常にアレクシスの身を案じている真面目で苦労性な性格。後に生身の身体を取り戻すが、なぜか鈴村と瓜二つの容姿をしている(魂の片割れ?)。
鈴村理玖:アヤノの担当編集者。シリルに身体を間借りされ、二重人格のような状態で激務をこなしていた不憫な青年。物語の途中で完全に分離。真面目で頼りがいがあるが、異世界の騒動に巻き込まれすぎて常にクマを作っている。
榊原向陽: 異世界「フォルジェ王国」にトリップした日本人(33歳)。貧乏王国をわずか半年で立て直した天才的な経済手腕を持つ策略家。現在は大賢者と呼ばれ宰相の真似事をしている。無駄を嫌う毒舌家で、アレクシスが住む部屋の契約者にして逃亡の手引きをした張本人。両世界を自由に行き来し、アヤノを巧みにビジネスに巻き込む「悪徳コンサル」。
【用語集】
フォルジェ王国: アレクシスの故郷である異世界の魔法小国。現在、王位争いがなんとなく激化している。かつては貧乏な王国だったが、榊原によって財政が立て直された。
異世界トリップ: 榊原が経験した現象。物理的に異なる世界へ移動すること。
リアルアレス王子: アヤノのBL漫画「異世界王子のアレス様はご執心!」の主人公アレス王子が、現実世界に現れたアレクシスと瓜二つであることから、ファンが呼ぶようになった呼称。
攻め/受け: BL作品におけるカップルの関係性を示す言葉。主に能動的な役割を「攻め」、受動的な役割を「受け」と称する。アヤノの講義(?)を受けたアレクシスは料理の概念にも当てはめて使用する。
【アレクシス謹製・愛の創作料理メニュー】
アレクシスがアヤノの厨房で生み出してきた、BL講義から得た「愛」の真髄と、彼なりの解釈が込められた独創的な料理の数々。見た目や調理過程はともかく、なぜか「食べられない」ほど不味くはないのが特徴。
・攻めのオムレツ
卵を勢いよくかき混ぜ、力強くフライパンに流し込む。黄身と白身が力強く結びついた、まさに「攻め」の気迫を感じさせる一品。
・受けのベーコン
じっくりと火を通し、脂身がとろけるように仕上がったベーコン。口の中で優しくとろける食感は、まさに「受け」の奥ゆかしさを表現しているという。
・攻めの牛肉
トマトと共に煮込まれながらも、妙に主張の強い牛肉。その肉厚な存在感は、「攻め」の力強さを象徴する。
・受けのトマト
牛肉と煮込まれ、とろけるように牛肉に寄り添うトマト。その甘みと酸味は、包み込むような「受け」の愛情を表す。
・魂の共鳴(トマトと牛肉のシチュー)
「受けのトマト」と「攻めの牛肉」が互いに絡み合い、一体となったシチュー。アレクシス曰く、二つの魂が深く結びつく「愛」の形を表現している。
・運命の赤い糸パスタ
ミートソースに大量の紅生姜を投入し、パスタ全体を赤く染め上げた一品。生姜の辛味とパスタの絡み具合が、運命に導かれた二人の絆を表すという。
・背徳のデザート
生クリームにワサビを混ぜ込んだ、見た目は甘美だが、口にすると衝撃的な辛さが襲うデザート。「禁断の愛」を表現したらしい。
・伝説の野菜炒め
アレクシスの得意な剣技を応用したフライパン捌きで生み出された、見た目は壊滅的だがなぜか美味い野菜炒め。彼の料理修行における初期の「伝説」。
・伝説のオムライス
「薄紅色の絹」(ケチャップライス)と「黄金の絨毯」(卵)を「愛の包み」にするという、彼のBL的解釈が込められたオムライス。
・伝説の味噌汁
アレクシスが初めて挑戦した和食の一つ。大根を床にぶちまけたりと序盤から波乱を呼んだが、最終的にどんな「伝説」になったかは不明。
・伝説のコーヒー
疲れたアヤノを癒すために淹れられた一品。芳醇な香りはするが、抽出の際に水と光の魔力が混ぜ込まれた逸品(?)。
※第二部執筆中デス




