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2.すべての始まり

本日三回目

宜しくお願いします

時は遡り、数ヶ月前、


東京某所、とある高い建物の一番大き一室にて怒りのオーラを纏った金髪のイケメンは紫色のフォーマルタイツを着たメガネ秘書と一緒にとある資料を読んでいる。


「なあ、シオン」

「かしこまりました社長、今すぐ清原みきを呼んできます。」

「うん、俺まだ何も言ってないぞ。だがそうだなクッソ、高田め、『ティクランシェ』がこんな危な時期に何しでかしてんだか。」



“バン!”


「社長!!!」

「シオン流石だな、まだ命じて数分も立ってないぞ。」

「いいえ社長、私はまだ呼んでません。」


「社長!!高田ヘッドハンティングされたって、それに『ティクランシェ』があのリア充事務所の正統派アイドル共と共演するってどういうことでしょうか!!」

「はあ、世間知らずのお前でも知ってんだな、もう。だが安心しろ、この件はまだ正式に決まっていない。」

「だからどういう、」

「嵌められたんだ。」

「は?」

「この資料を見ろ。」


は?


え、嘘これは!


「シオン」

「かしこまりました、みきさん、この資料は見ての通りここ数年高田が他所に漏らしたうちの企業秘密、及び会社がこのことに損害した金額です。」

「ですがこれは証拠として訴えられる程なのでは?」

「ふ、あいつは家で何年働いてると思う、悔しいがあいつがヘッドハンティングされてなかったら俺は違和感すら覚えられなかった。」

「ええ、ですからこれは証拠としても不十分で、他に訴えるための資料や証拠などございません。」

だけどこれって、

「翔太たちには、」

「もちろん、知られたない。」


やっぱり、あの三人にとって高田さんはデビュー前から一緒に戦ってきた戦友だからな。


「そうですか、でもどうして今頃ベスタ芸能事務所の奴らと共演させるのですか?他のマネージャーたちは一体何してるのですか?」

「。。。。。。。。。」

「。。。。。。。。。」


「社長!」

“コンコン” 


「失礼します、」

入ってきた三人の違うタイプのイケメンは右からヨーロパ風のハーフ系のブロンド闇空光、黒髪クール系泉谷空、そしてかわいい系だけどこの中で最年長の雨宮翔太。



「揃ったようだな、よし、紹介しよう今から『ティクランシェ』のチーフマネージャーとなった清原みきだ。」

「え?」

「え?」

「え?」

「え?」



「「「「ええええええ!!!!!!!!」」」」


「ど、ドドドド、どういうこと!??清原さん、説明!!」

「え、知らないよ、ってか、え?社長!!」


「しかたねーだろう、お前以外全員戦力外になったんだから。」

「は?」


「シオン」

「かしこまりました、実は高田さんが辞める直前セカンドマネージャーの近藤さんが全身複雑骨折し、」


「「「「全身複雑骨折!!?」」」」


「ええ、そしてサードマネージャーの静江さんが妊娠4ヶ月だと判明し、」


「あの真面目な静江さんが!」

「ってか静江さん未婚だろう!!!」


「そして他のマネージャーの佐藤さん、鈴木さんと高橋さん達はそれぞれ友達が借りた借金の連帯保証人にされて現在消息不明とか、お酒を飲んで喧嘩に巻き込まれて現在意識不明とか、10股かけたのがバレて女どもに全治7ヶ月の傷を負わせられたとか。」


あ、最後のは自業自得ですね、って


「社長!どう考えても不自然です、これって、」

「言っただろう、嵌められたって。」

「。。。。。。。。。。。。」

「。。。。。。。。。。。。」

「。。。。。。。。。。。。」

「。。。。。。。。。。。。」

「。。。。。。。。。。。。」




「ですが社長、清原さんはこの事務所に来て間もない、しかもただのバイトの付き人ですよ、やはり『ティクランシェ』の隊長として賛成できません、僕たちのチーフマネージャーは高田さん以外ありえません。そうだよな、空、翔太、」

「僕は、」

「光、気持ちはわかるよ、でも僕たちにとって今はこれしかないんだよ、高田さんはヘッドハンティングされたんだよ、僕たちを見捨てたんだよ。」


やっぱりそうなるよね、だって私が外に出てきてまだ一年もたってないんだもの。

そう、私が引きこもっている間、高田とこの三人は、


「だが高田さんがいてくれたから僕たちはここまでこれたんだろう!」

「う、そうだけど、でも青花ライカ先生も、」

「翔太、俺、ライカ先生にあったことない。」

「空の言う通り、たしかにライカ先生は僕たちの恩人だ、だけど高田さんはずっとそばにいてくれた、でも、く、」


まずい、このままでは三人が喧嘩する、く、いま週刊誌にこのことをネタにされたらガチでヤバい。

そうだ、


「共演、」

「え、」

「ベスタ芸能事務所のアイドル、ええっと名前は、」

「『ゲレンデ』、」

「そう『ゲレンデ』との共演はなぜですか?」

「「「「。。。。。。。。。。。。」」」」


あやべ、なにか間違えたか?


「そうだな、はあ、翔太、空、光、」

「「「はい、」」」

「お前たちも薄々感じてると思うが実は私この共演、高田がヘッドハンティングされる前にやらかしたことだ、」

「な!」

このコミュ力星人、何しでかしてんの!!


「な、」

「うそだろう、」

「だって高田さんが一番知ってるはず!!」


そう、この三人は声優アイドルグループの『ティクランシェ』、所謂2次元を代表する2.5次元のアイドルだ、それに比べベスタ芸能事務所のほとんどは正統派アイドルグループ、私達は2.6次元と呼んでいる。


でも2.5次元と2.6次元、この0.1次元の差は大きい、現にベスタ芸能事務所所属のアイドルグループファンたちは今でもネットで『ティクランシェ』のホームページでせいしんてきこうげきをしてくるし、『ティクランシェ』のファンへ人身的言語暴力を振う。


まあ、一応『ティクランシェ』のファンたちはやり返そうと総動員をしようとしたんだけど『ティクランシェ』メンバーたちの呼びかけにより何度か暴動は抑えられたがやはり個人サイトでの言い合いが多い。


そう言う“犬猿の仲”だと言われてる2.5次元と2.6次元のアイドルグループだが、もし共演したらファンたちの暴動は止まらない、そして何よりそのことでファンたちが怪我し、週刊誌に載ったらこれはお互いに痛い。


高田さんはこの事務所で何年も働いて、このことを一番知っているはず、それなのに、どうして..........?!






あと一つ!

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