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第30話
朝だからか、屋上に人はまだいない
安心して私は頭の中でごちゃごちゃしたことを
氷室に吐き出した
「・・・認めろよ」
「何を?」
「好きなんだろ?鳥居のことが」
「嫌・・」
「何でだよ」
だって、私は鳥居のこと何も知らない
生徒会の後輩で
しつこくて、変にポジティブで
どんなに拒否しても迫ってくる
それなのに、急に顔を赤くして
あんな表情見せて
「私、鳥居のことよくわからないし」
「あのなぁ」
「知らないから好きになれないんじゃなくて」
「知りたい、気になるから好きになるってこともあるんだよ!」
バカだろ、おまえ
とでも言いたいような顔の氷室
ムカつく、何よバカじゃないわよ!
ただ、この気持ちを
恋と言っていいのかが
分からないだけだよ




