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第25話
「あー・・のさ」
「なに」
「・・・・なんでもない!」
いつもヘラヘラ笑っているくせに
今の鳥居は顔を真っ赤にしてこっちを見ている
なんでそんな顔するの
つられて私の顔も赤くなる
なんだこの空気・・・
この空気に耐えられなかったのか
鳥居はものすごいスピードで去ってしまった
助かった
「ずいぶん可愛いことしているのね」
「・・・・高井、マジうざ・・・」
ホッとする間もなく
いつの間にか現れた高井に身構える
「私、鳥居もらうから」
「はぁ?」
突然なにを言い出すんだこの女
鳥居をもらうって・・・
鳥居はそもそも物じゃないんだから
そういう言い方ってどうなの
「せいぜい盗られないように頑張ってね」
「バカじゃないの?」
なんかよくわからないけど
すごいムカつく
大体、盗るだの盗られないだの
私と鳥居は付き合っているわけじゃないから
その言葉は適してないのよ
あぁ、私の気持ちなんてお構いなしに
色んな事が勝手に起きていくような気がするよ




