第24話
「私たちが介入することじゃないのは重々承知」
「でもさ、こんな風に憔悴しきっている香奈ちゃんを放っても置けないのよ」
ななちゃんとまどかが私の前に立つ
2人とも威圧感が半端ない
その威圧に鳥居はブルブル震えている
美人がキレると怖いのは本当なんだ・・・って
今はそんなのどうでもいい!
「で?なんなの?鳥居くんは香奈ちゃんで遊んでいるの?」
「あの・・・その・・」
「どうなの?鳥居」
2人に迫られて、しどろもどろになっている鳥居
ざまみろ!という気持ちと
変なこと言わないでよ!という気持ちが入り混じって
頭の中がごちゃごちゃしている
「あの、遊んでいるわけではないです」
「なに?煮え切らないなぁ」
うじうじしている鳥居にイラついたのか
ななちゃんは鳥居の肩に腕を回した
まどかも下から鳥居の顔を覗き込む
傍から見たら不良に絡まれる男子高生にしか見えない
「あのさぁ、世の中には、ちゃんと言葉にしなきゃいけないこともあるんだよ」
「はい・・」
「チャラチャラするのは外見だけにしておけ、このヘタレ野郎が!」
「うぅ・・・」
「とにかく、香奈ちゃんの背後に私たちがいることを忘れないでね?鳥居くん」
「香奈ちゃんに何かあったら、ただじゃ済まさないから」
2人は鳥居の背中を強めに押して、私に突き出した
「じゃあね」と教室に入ってしまった
廊下に残された私たちの間には
変な空気が漂っていた




