第37話
森村くんが怒ってる
怖い目をして私を見る
でもなんで私が怒られなきゃならないんだ?
「いつものヒメのにおいじゃない」
うざい!マジうざい!
犬か!犬なのか!
そもそも私のにおいってなに!なんでそんなこと知ってるの!
怖い!気持ち悪い!
「玲一と一緒に来てるし、玲一のにおいがするし、それにその服・・・男物じゃないの?」
なんなの!その観察眼
そんなことに頭つかわないで、もうすこし勉強のほうに頭つかいなさいよ!
「いつも違う女のにおいをさせているおまえににおいがどうのと姫条も言われたくないだろ」
ナイス突っ込み氷室!
「最近は、そんなことありませーん!オレは今ヒメ一筋ですぅ!」
「キモッ・・・森村キモッ・・・!」
「キモイってなんだよ!まどか!」
あぁ、収集つかなくなってきた・・・
「なんで森村くんムキになってるんだろう・・・」
その言葉に、みんなが一斉に私を見た
え?私なにか変なこと言った?
「にぶ・・・鈍すぎる・・・」
「ヒメが鈍いのは知ってたけど・・・これはさすがに・・・」
「でも、これくらい鈍いのがななちゃんのいいとこともいえるし・・・」
「うぅ・・・オレの一途さがまったく伝わってねぇ・・」
「「「それは自業自得だ!」」」
「なにさ、みんなして!人のこと鈍いってちょっとひどいんじゃない?」
前から思っていたけど
鈍いってなにさ、鈍いって!
別に鈍くないって、普通だよ、普通!




