64/158
第36話
「おっす!あれ?玲一やっぱりこれたんだ!」
待ち合わせの場所にはもうみんなそろっていた
何も知らない和馬はにこにこ笑っているけど
事情を知っているまどかはにやにや笑っている
追求される?
どこまで話していい?
氷室のことは・・・あんまり触れないほうがいいよね?
「天ノ橋にはちゃんと事情説明してるから・・・そう、硬くなるな」
私の気持ちを察したのか
氷室が耳元でこそっと教えてくれた
そっか、よかった・・・
でも、どうして氷室は
私の考えてることいつもわかるんだろう・・・不思議な人
「ヒメ・・・」
「ん?」
それまで黙っていた森村くんが近づいてきた
と思った瞬間に首筋に顔をうずめられて
くんくんとにおいをかがれた
突然の行為に、私もみんなも固まってしまった
「玲一と同じにおいがする・・・・・」
「へ・・・?気のせいでしょ?」
「気のせいじゃない・・・まさか、ずっと一緒にいたとか?」
あんたは犬か!でもどうしよう!バレたらやばい!




