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第29話
私・・・少しは氷室の役に立てたかな?
少しは、悲しい気持ちを癒すことができたかな?
いつもは私より高いところにある氷室の目線が
今は私と同じ位置にある
涙は流してないけど今にも泣きそうで
そっと氷室の頬をなでた
泣いてもいいよって
そんな気持ちで
「・・・」
小鳥のさえずりで目を覚ました
いつの間に私眠っていたんだろう
それに隣で寝ていたはずの氷室がいない
腕を伸ばしてシーツを触ると冷たくなっている
どこに行ったんだろう
目をこすりながら体を起こす
ブラインドから朝日が差し込む朝日がまぶしい
寝室をでると
ダイニングのほうから何か音が聞こえた
ここにいたのか
「氷室?」
「おう、姫条も起きたか?」
「・・・・・・!?なっ!なにしてんの!」




