第23話
しばらく歩いてたどり着いた氷室の家
いや、マンションかな?
ものすごく立派で家賃が高そうなんですけど
エントランスを抜けてエレベーターに乗る
ぐんぐん上がっていくのを見て軽く貧血を起こす
高いところ怖い・・・
やっとエレベーターが止まって
氷室の家にたどり着いた
「適当にくつろいで?」
と言われて通されたのはたぶんリビング
広い、広すぎる!うちのリビングよりもずっと広い!
こんな広い部屋で一人で暮らしてるの?
氷室って実は金持ち?
キョロキョロと部屋を見渡していると
「何してんだ?」
「広いなと思って」
「親父もたまに帰ってくるし、普通だ」
普通、普通なんだろうか
庶民の私にはわからない・・・
とりあえず落ち着こうと思い、氷室が入れてくれた紅茶を飲む
「緊張とかしないわけ?」
「は?緊張?なんで?」
「はぁ・・・本当に姫条って天然だよな~俺一人暮らしなんだぞ?」
「うん・・・こんな広い家で一人は寂しいよね・・・私にできることなら何でも言っていいからね!」
「はぁ・・・マジで天然かよ」
ため息をついて氷室は寝室に行ってしまった
私は広いリビングに一人残されてしまって
どうしていいのか分からない
そもそも、氷室が元気になるまで一緒にいるって決めたわけだし
それがここにいる目的なわけだし
うん、ここで一人でいるわけにいかないよね!
氷室を元気付けるんだ!
勢いよく立ち上がり
氷室のいる部屋に向かった




