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第19話
一番そばにいるのは私だと思っていた
親友っていう位置にいれば
ずっとそばに入れると思っていた
それでいいと思ってた
ううん、思い込んでた
本当は、ほかの女なんかと付き合ってほしくなかった
和馬に選ばれるのは私であってほしかった
でも、そんなこと言ってしまったら
一緒にいることができなくなるんじゃないか
仮に付き合えたとしても
いつか来る別れを考えたら
今のままがいいんじゃないか
こんなことばかりずっと考えてた
考えて、考えてたどり着いたのは
やっぱり一緒にいられることが一番だってことだったのに
なんでそんなに私の気持ちかき乱すの!
何も知らないくせに
イラつくなんて言われたくない
「う・・・・」
泣きたくない、泣きたくないのに
涙が出てきた
「う・・・・ふぇ・・・」
息ができない、声が出ない
苦しい、苦しい・・・
「姫条・・・」
「・・・・うぅ・・・・」
遠くから人の声が聞こえる
やばい、こんな姿誰にも見られたくない
早くここから逃げなきゃ、でも息が苦しくて動けない
「・・・・行くぞ!」
「・・・・!?」
氷室に腕を引っ張られて無理やり歩かされた
「・・・どこに・・・」
行くの?という私の声は
授業開始のチャイムにかき消されてしまった




