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青春生き残りゲーム  作者: さきこ
青春生き残りゲーム 第3章
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第33話

重い足取りで屋上からの階段を下りる

結局何も解決しなかった

分かったのは、氷室が頑なにななちゃんへの思いを認めないということだけだ


私の気持ちは・・・

どうして自分のことが自分で一番わからないんだろうか


「香奈ちゃん!」

「え?」


声をかけられて顔を上げると

ななちゃんとまどかの姿があった

2人ともやけにニヤニヤしているのが気になる


「おはよう、っていうかどこに居たの?探したよ」

「ごめん、ちょっと用事があって」

「まあ、いいじゃない?それより、授業まで時間あるでしょ?ちょっとつきあってよ」

「へ?」


ななちゃんとまどかに腕を引っ張られ

半ば強引に、人気のない視聴覚室に連れて行かれた

こんなところで何の用事があるというんだ?


「まあまあ入って」

ななちゃんが視聴覚室の扉を開けて入るように促す

でも、カーテンを閉め切っているせいか

朝なのに部屋の中は真っ暗で、入る気がしない

「いいから!」と背中をまどかに押されて無理やり中に押し込まれた


押された勢いで足を滑らせて

体が前に倒れてしまった

あぁ、やばい!これは絶対に痛い!はずだったのに


「いた・・・くない?」


倒れたのに、全然痛みを感じない

何かに支えられているみたいだ

何があるのかと一生懸命その辺を探る

暖かい、まさか私のほかに誰かいる?

慌てて起き上がって

手探りで電気のスイッチを探した


なんとかスイッチを見つけて電気をつける

真っ暗な部屋が一気に明るくなった


「・・・・・なんで・・・」


明るくなった部屋にいたのは

今一番会いたくない人物だった



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