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そして戦う虹と深緑52《眠眠マン4・暫定》
ミカド・フジは高揚していた。
ユーリ・ヒロセとの戦いに。
殺し合いで無いのが非常に良い。手加減はある程度していても容赦はしていない。
対等……には程遠いが、同じ次元で喧嘩にも似た戦いが出来るのは滅多にない機会だ。
だからこそ、気が昂っている。親友である“勇者”ともこんな事はした事がない。
何故って、自分の“力”の方が勝っているから。優越感など持っていなくとも、単純なる実力差と言う事実が、じゃれ合う事すら忌避させる。
その点、ユーリは優秀――いや、自分と同じだ。単に転生して力を与えられた連中より、“格”が違う。




