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そして戦う虹と深緑50《眠眠マン2・暫定》
ミカドは力押しに頼る傾向がある。最も、これは彼が悪いと言うよりは経験の仕方に問題があっただけだ。訳も解らぬまま転生し、死にかけ、強大な魔物を返り討ちにして……。そうして、奪った力で強くなり、次の獲物を狩る。
強大な魔物が我が物顔で闊歩する弱肉強食の島。一年の間、そんな魔境で育った彼は加減や下手な小細工など覚えられる余裕がなかったのだ。圧倒的な力で押し切って殺さねば死ぬのは自分の方。技術云々等と言う、人間規模の実力差を埋めるようなモノを磨いている時間などない。




