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そして戦う虹と深緑49《眠眠マン・暫定》
「いかんな」
――少し……楽しくなってきた。
「――――ッ⁉」
分身体の中へ巧妙に紛れていたユーリはミカドの呟きを拾ったのと同時、肌が粟立つのを感じた。
空気が確かに変わった。気分が高揚すれば人は動きに出るし、キレも変わってくる事だろう。
――まさに、だ。“魔力”で“身体強化”していた彼の身体は基本的に力技で押してきていた。護身術やこの世界で見た武術の知識はあるが、あまりそれらをあてにしていなかった。何故なら技術を利用しなくても大抵の事はなんとかしてきからだ――力で。




