【悲報】おバカトリオ、ここに爆誕
そして、ようやくアギト達一行は天使の宴の屋敷までやってきた。
「はぁ、今日も暇だなぁ……。何かこう、事件みたいなもの起きねーかな……」
「おいおい、あまり物騒な事言うもんじゃないぞ!」
「だってよぉ、何か事件が起きないと俺達推しのエリス様に会えねーじゃねーか!」
「確かに。そこは同意」
「だろっ?何でも良いんだよ、本当に何でも……」
「しかしだなぁ……。って、ん?おい、見ろ!あれって……」
「何だ?何かあるのか?」
「いや、ほらあそこ!こっちに誰か歩いてくるぞ?天使の宴のメンバーじゃ無さそうだけど……」
「ん?……おい、まさかあれって……」
「アギト様じゃねーか!マジかよ、何でここに?それに両サイドに居る子供って……」
「まさか、アギト様の子供?いつの間にティファ様と結婚してたんだ?」
「んなわけあるか!あの2人は出会ってまだ3ヶ月だぞ!子供なんているわけねーだろ!」
「た、確かに……。じゃ、いったい誰の子だ?」
「そんなの俺が知るわけねーだろ!それより、今ティファ様は何処にいる?もし、屋敷に居るなら大問題だぞ!」
「あぁ。間違いなくこの屋敷ごと無くなるだろうなぁ。それに、ティファ様がキレるだけならまだしも、ティファ様との結婚を望んでいるエリス様もキレかねない……」
「それに、最近はユイ様もアギト様の事を好いてるって噂だぜ?」
「マジかよ!天使の宴の最強格の2人がアギト様に好意寄せてるって……。破滅の未来しか見えねーな」
「あわわわわっ。どうするよ?」
「どうするって言われてもなぁ……。」
「こうなったら、全力で無視だ!」
「無視?」
「あぁ、何があっても気が付いてないふりをするんだ!」
「そんなんで大丈夫かな…………」
「やるしかないだろ…………今の俺達なら出来る!それともあれか、お前はこの先毎日地獄を見てもいいと?」
「い、いやそれはちょっと…………」
「なら、やるしかない!来たぞ!」
「お、おう!」
そして、アギト達が門へと辿り着くと
「あ!どうも、お久しぶりです!アギトです…………」
「………」
まるでアギト達の存在に気が付かない様にする門番の2人はだんまりを決め込む
「あ、あの………」
「………」
「アギト、なんでこのおっちゃんたち、うごかないんだ?しんでるのか?」
「いや、まさかそんな事は無いと思うが……」
「おい!おまえたち、ルナたちがみえないのか!」
(バカ言え、ちゃんと見えてるわ!関わりたくないだけだ!)
「おい!おまえたち、きいているのか!へんがおをしろ!」
(へ、変顔だと?)
「……ルナ、そこは『返事をしろ!』ねっ。ここで変顔されてもステラ達が困る」
(うわぁぁぁ。とてつもないバカが来た。何だこの小さい熊の子供は……。バカにもほどがあるだろ!)
返事をしない門番に耐えきれなくなったルナが1人勝手に門をくぐろうとすると、門番の2人はルナの行く道を塞ぐ。
「むむむむっ!」
「……………」
「おい!そこをどけ、このモブども!」
「ルナ、言い方!」
「なに!?ちがったか?なら、そこをどけゴミども!」
「さらに口が悪くなってどうする!」
(さっきから何なんだよこのガキ!どう育てりゃ、こんな出来の悪いガキ育つんだ!)
「あの……。通ってもよろしいでしょうか?」
「……断る」
「うわっ!アギト、このどうぞうがしゃべったぞ!」
「誰か銅像だ、このクソガキ!」
「なんだと!おまえ、ルナにけんかかってるのか?」
「……喧嘩買ってるじゃなく、売ってるね」
「むっ!それだ!いくらでうっている!?」
「いや、だからさ……」
「ルナはいま、いちもんなしだ!それでもいいのか!」
「だから、金の話じゃねーんだっての!」
【ヒソッヒソッ】
(なぁ、こいつ言葉通じないのか?)
(多分……。相当バカだぞこいつ!)
「あー!おまえ、いまルナのわるぐちいったなっ!ゆるさないぞ!」
「………」
「こら、だまルナ!ルナだけに!」
「ぷっ。おい、ルナそれ洒落のつもりか?かなりオヤジくさいぞ!」
「うるさいぞアギト!おまえもルナをバカにするならやっつけちゃうぞ!」
「……ルナがアギトをやっつける前に、私がルナをやっつける。アギトを傷つけたら、たとえルナであろうと許さない」
「うっ……」
そして、この騒ぎを嗅ぎつけ1人のメイドがアギト達の前にやってくる。
「何の騒ぎですかこれは……?」
そこに現れたのは、天使の宴のナンバー2のユイだった。
(げっ!ユイ様!何でここに)
(マジかよ!修羅場確定じゃねーか!)
「おぉ!おっぱいがおおきいメイドだ!」
「なっ!い、いきなりこの子は何を言ってるの…………」
ユイは顔を真っ赤にして照れている。
「アギト!きょうにゅうだ!きょうにゅう!」
「2回も言うなルナ、そんなの俺だって知っている!」
アギトは、メイド服では収まりきらないユイの胸元をチラもして言う。
「ア、アギト様まで何て破廉恥な目で………。そ、その興奮してしまいます………」
「もしもし、ユイさん?あんたも何てことを言っているんですか!」
「はっ!すみません、嬉しくてつい…………」
「アギト…………このメイドだいじょうぶなのか!?」
「だから、言い方!」
「おい、おっぱいのおおきいおまえ!」
「はい?私の事かしら?」
「おっぱいをさわらせろ!」
「ちょ、ルナ!お前は何を言ってるんだ!ダメに決まってるだろ!アホか!」
「………私も触ってみたい」
「ステラまで何を言っている!」
「………だって、こんな大きい人見たことない!そして、絶対に柔らかいはず」
「うーん、どうしようかしら………。アギト様だけならまだしも、門番の方も見てるし…………」
「お、俺達は見てません!」
そしてここで待ちきれなくなったルナが、身体を低くして目線を2人に合わせているユイに対して
「えいっ!」
【ムニュ】
「お、おぉ!こ、これは…………」
「………えいっ」
【ムニュ】
続けてステラもユイの胸を触る
「………す、すごい。何て弾力!指が胸に沈んでいく」
「アギトもどうだ?すごくやわらかいぞ!」
「お前は馬鹿なのか!そんなことしたら、俺は『死』が確定だわ!」
「す、少しだけなら私は…………」
「おーい、ユイさん?自分が何を言っているかわかってますか?いつものユイさんに戻ってください!」
「ちょっと、ユイ?何やってるの?」
そこへ奥から今度はエリスが姿を現した
「あ!エリス様!」
「どうしたのよ、中々戻ってこないから様子を見に来たら何やってんのよあんたは…………」
「おぉ、こっちのおねえちゃんもおっぱいがおおきい!」
「はい?いきなり何を言ってるのこの………熊っ子は」
「おい、おまえ!ルナにおっぱいをさわらせろ!」
「おいルナ、今完全にエリスに熊っ子って言われたぞ?」
「ん?おっぱいがおおきいからゆるす!」
「なんだそりゃ!何基準だよ!」
「さ、はやくさわらせろ!」
「嫌よ!絶対にお断り!」
「なぜだ!なぜ、ルナにさわらせない!」
「何で、初対面の子に私の胸を触らせないといけないのよ!意味わかんないけど!」
「うるさい!ルナがさわるっていったらさわるんだ!わかったか!」
「わかるわけないでしょ!」
「くそー!アギト、おまえからもなっとくしろ!」
「…………説得よ」
「そ、そうだ!はやくしろ!」
「無茶言うなよ…………。俺まだ死にたくないんだが」
「こ、こうなったら…………。ステラ、このおねえちゃんをおさえて!」
「………わかった!任せて!」
「おい!マジ止めろって!お前たち死にたいのか!殺されるぞ!」
「いまだ!いくぞステラ!」
「………うん」
ステラがエリスの右腕に飛びつき、ルナはと言うとなぜか自分が触るはずなのに、エリスの左腕に飛びついた。そして、
「ちょ、あんた達何するのよ!放しなさい!」
「さっ!はやくさわるんだ、アギトよ!」
「…………」
「どうした!ほんとうはアギトもさわりたいんだろ!ならいまのうちだ!」
「………早くして!もう持たない…………」
【ゴクリッ】
アギトは唾を飲みこみエリスへとゆっくり近づいていく。そして
「すまない、エリス様!許してくれ!」
「なっ!ちょ、ちょっと…………」
アギトの右腕がエリスの胸に到達しようとした時………。
「ちょっと、アギト?何をしているのかしら?(ゴゴゴゴ)」
(あっ!終わった。これ、屋敷が吹き飛ぶな…………)
(いやいや、屋敷が無くなるだけならまだいいが、街全体が無くなるぞ、これ!)
異変に真っ先に気が付いたのは、門番の2人だった。突如アギトの後ろから物凄い殺気と低い声でティファが現れた。
「えっ?」
【カチャ】
ティファは黙って、炎王剣・レーヴァテインと氷王剣・ニヴルヘイムを抜いた。
「ちょ、ティファさん?違うんだ、これはだな…………」
「言い訳は聞いてあげる。でも、殺すわよ?」
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ」




