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煙が辺り一面を覆い尽くしていた。そこは、アスファルトを突き破って多くの草木が経ち、周りには昔は活気付いていたであろう商店が多数存在している場所であった。長い髭を蓄えた男とピエロの男が歩いていた。会話などしている様子はなかった。
二人は、しばらく無言のまま歩き、煙の発生源にたどり着いた。
目の前には、真新しいコンビニが出現していた。この世界では見たこともないようなロゴの看板、建築様式。この世界では<異物>であると判断されるような建物であった。
「こいつは、いったい……」
ピエロの男がポツリとつぶやいた。
「少し時間がかかったがな。ようやく現れたようだ」
長い髭を蓄えた男は、髭を触りながら目の前のコンビニを見つめていた。
店内のトイレから、何かが現れた。人のように見える。その人物は、辺りを見回している。いったい何が起こったのか、状況が飲み込めていないと言った表情だった。
そして、自動では開かないコンビニの自動ドアを、手でこじ開けて店内から外へ出た。
「ようこそ」
髭の男は、両手を大きく広げ、叫ぶようにして言った。
「ロストエイジへ!」




