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キャンバスメモリアル  作者: tom
第2章 出会い
31/33

第31話 鉱石人形

先週は投稿できず、申し訳ありません…


――セッコウ洞窟の中は涼しく、3人は先へ先へと進んでいた。

たまに飛び去っていくコウモリや、足元を這う大きなムカデに驚きつつも実に順調だった。


「なぁ、その鉱石人形(オルアマン)まで、後どのくらいだ?」

「――はぁ、はぁ、まだまだ先だよ。今で5分の2くらいだ。」

「スネズ…大丈夫かよ?」

「はぁ、はぁ、大丈夫だ。」

「本当か?休憩するか?」

「はぁ…大丈夫だ!進もう!」


スネズは息を切らしながら2人に着いていく。2人はスネズの様子を気にしながら、息を乱すことなく進んでいく。


「おい、アカ!見ろよ、変な生き物がいるぞ!」

「どれどれ?うわっ、何だあれ…ちょっと気持ち悪い…」

「――はぁ、はぁ、あれは大まかに言えば蜘蛛だ。」

「蜘蛛か…にしてはでかいな〜」

「――はぁ、刺激しないでくれよ。刺激しなければ襲っては来ないから。」

「え、襲ってくるの?毒とかある?」

「はぁ、大丈夫だ。毒は無いしそんなに危険じゃ無い。向かってこられると気持ち悪いくらいだ。」

「いや〜、色んな生き物がいるな〜」


シキは見たこともない生き物たちに興奮していた。アカは気持ち悪いのか嫌そうな顔をしている。スネズは説明しながら、一生懸命ついて来ていた。


「――はぁ、はぁ、ここで少し休憩しよう。」

「うーい。」

「はーい。」

「――はぁ、はぁ、もうすぐ鉱石人形(オルアマン)が出てきてもおかしくないから、気を抜かずに進んで行こう。」

「わかったわかった。とりあえず、水でも飲んでさ、休めよ。」

「――はぁ、ありがとう。」


少し休憩を挟み、3人は進み出した。

少し肌寒くなって来た頃、スネズが2人を引き留めた。


「なんだよ?」

「しっ…」

「あ、とうとういたの?」

「あそこ…」


スネズが指を差した方向を見ると、人型に繋がった大きな岩があった。


「あれか?」

「うん。」

「よし、アカ行くぞ。」


シキとアカは岩に向かって駆け出した。岩は2人が駆け出した途端、動き出した。


「気をつけろ、アカ!俺が対処するから、隙を見て打ち込んでくれ!」

「わかった!」


鉱石人形(オルアマン)は大きな腕を振り回した。シキが腕を掴もうとしたが、凄まじい力に吹き飛ばされた。


「シキっ!」

「大丈夫だ!」


シキはすぐさま、体勢を立て直し鉱石人形(オルアマン)に向かって行った。


「シキ!思い出して!掴もうとしたらだめ!」


アカの声にシキは思い出した。


(相手の力を受け流し、そのままっ…)


うまくいかずに、シキはまた吹き飛ばされた。――が前ほどのダメージはなかった。


(もう一度…)


シキは鉱石人形(オルアマン)の振り回す腕に手を添え、力の方向を変えた。すると、鉱石人形(オルアマン)の巨体が浮き上がり、地面に叩きつけられた。

その隙を見逃さず、アカがスネズ特性ピッケルを打ち込んだ。


「ナイス!シキ。――トドメ!」


ピッケルが鉱石人形(オルアマン)に刺さり、アカは色を流し込んだ。鉱石人形(オルアマン)は、崩れていき砂になってしまった。


「凄いじゃないか!2人とも!」


スネズが2人の元へ駆け寄り、砂の中に手を突っ込んだ。

砂の中から抜かれた手には、拳大の結晶が握られていた。


「それが、欲しかったやつ?」

「そうだ!これがあれば外装が作れる!」

「でも、少なくね?」

「大丈夫だ!この大きさでも銃が4、5丁は作れる。」

「よかったね。ところで、シキ大丈夫?」

「あぁ、大丈夫だ。力は強かったけど、そんだけだったな。次からは飛ばされねーだろ。」

「そう?よかった。ね、スネズ。もう少し取って帰らない?」

「ええ!大丈夫なのか?」

「大丈夫みたい。シキの練習にもなるし、もう少し行こ!」

「よーし!わかった。なら、付いて来てくれ!」


3人は再び、洞窟の奥へと進んでいった――

次回は

9月15日(水)21時

投稿予定です!


ぜひ、お楽しみください♪

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