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「いったいお前の目に俺はどう映ってるんだ」
呆れたような顔をするが声色はどこか嬉しそうだ。
「ん〜……。ゴリラですかね? 」
「どういうことだ? 」
「別にゴリラみたいなビジュアルという訳ではなくてですねって痛い」
焦りながら弁明し始める由莉に高野の拳骨が飛ぶ。高野は手加減しているつもりでも当たった側はかなりの痛さだ。
「うう」
あまりの痛さに由莉が唸ると、
「本当に悪かった……さっき怒鳴ったりして」
先ほどとは反対に、頭をポンポンと優しく叩いた。
「あっ、そうだ。言っとくが好きだぞ」
由莉がベンチから立ち上がりかけた時、高野が突拍子もないことを言ったので、由莉は上げかけた腰を勢いよくベンチに落とした。
「え? 」
「ゴリラ。あのガッシリとした体つきは中々いい」
「ブホッ」
驚きのあまり声を出せずにいる由莉の後ろから笑いをこらえきれず、吹き出した声が聞こえてきた。
「お前っ……まだそこにっ」
「だって高野の声大きいんだから」
トイレから小川がひょっこりと頭だけを出した。




