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特殊薬物部隊SDT  作者: 山下 はじめ
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目が潤んでいて、完全におびえた様子の由莉に思わずため息が出てしまう。しかし、そんな高野に余計身を縮こませてしまった。

「いいか。一回で聞け」

「はい」

威勢のない小さな声でボソボソと返事をした。

二人とも地面を見つめたまま、お互いを見ようとしない。意を決して高野が顔をあげ由莉をまっすぐ見た。

「すまなかった」



「高野さん! 」

勢いよく頭を下げた高野に、由莉が謝るのはやめてくださいと顔の前で大きく手を振った。

「なんで急に謝罪なんか……。高野さんらしくありません」

「俺らしいってどういうことだ」

「いつも偉そうで、喧嘩腰なのが高野さんなんですから。へこへこ謝るなんて可笑しいですよ」




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