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「なんで水木に謝らなきゃならないんだ」
嫌そうに顔をしかめるが、人一倍責任感が強い高野が自分の非を認めていない訳がないことを小川はちゃんと知っているうえで、けしかけたのだ。そんな計算高い小川の姿を認識しているのは高野と武田くらいだろう。
「くそっ」
壁に拳を強く叩きつけた。これは高野なりの気合の入れ方でもある。いつものように背筋をピンと伸ばし小さく息を吐くと、会議室へと向かった。
「水木」
ドアを開けるとメンバーはもう他の事件の捜査を進めているのだろう。由莉が一人残って片付けをしていた。
「高野さん……」
怯えた様子で高野を見つめ、一歩後ろへ下がった。




