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特殊薬物部隊SDT  作者: 山下 はじめ
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「……とりあえず怒るのは会議の後だ。用意しろって言った書類を早く出せ」

「ちょっと待ってて下さい」

少々汚い鞄の中を引っ掻き回し、懸命に探すものの見つかる様子はない。



「どうしましょう。落としたみたいです」

外部に漏れ出てはいけないたいせつな書類をなくした本人だというのに、やけに冷静に高野に報告した。

「どういうことだ? 」

「どこかで落としたみたいです」

「二度言わなくていい」

「だって……」

高野の強い口調に怖気づき若干目が潤んできた由莉に会議室内にいるメンバーらがオロオロし始めるが、高野は

「書類も管理できない。遅刻もする。なんでも言い訳ばっかりで、やる気あんのか? 」

あくまで由莉に強い態度を保ったままだ。誰も口出しすることが出来ずに時間がだけが過ぎていく。そんな中

「高野、そこまで言うことないんじゃない? 」

静まり返った会議室内で、小川の声が響いた。



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