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特殊薬物部隊SDT  作者: 山下 はじめ
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「うーん….…。痛っ」

SDTの建物内に入り、大きく伸びをしたまま欠伸までした由莉の両腕を高野に軽くひねった。

「なにするんですか」

「アホなことばっかりやらかすから、水木には神経通ってないのかと思ってた」

「繊細なんですよ! 」

前日のミルクティー騒動はどうしたのだろうかと高野が疑問に思うくらい、すっかり忘れて朝から声をあげている由莉。そんな二人と共に会議室に向かう小川が

「あれ、もうそんなに仲良くなったの?共に捜査を進めて……吊り橋効果ってヤツ? 」

高野を肘でつつく。

「うるさい、会議室行くぞ」

「待てって」

急に早足になった高野に置いて行かれないように、小川が高野の後にすぐ会議室に入る。



するとメンバーが既に集まっており、順番にそれぞれの捜査の進行状況についての話し合いが始まった

「じゃあまずは高野」

「はい、まずは良樹さんの好きな色は藍色で、ケータリングではよくお寿司を食べている……ってこれなんだ? 」

「あっ、それ。SNCの良樹さんの予備知識メモです。私がマネージャーとして近くで観察してることを書いてて。お姉ちゃんもファンだからあげようと思ってるんです」

飄々となにも気にすることなく言う由莉に、高野は一瞬怒鳴ろうと口を開けたが、会議の途中であることに気がついて大きくため息をついた。





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