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「小川さん? 」
「お前なんでここに? 」
二人が同時に疑問を投げかける。
「武田さんの指示で俺も捜査に加わることになったんだよ。二人が潜入してから、もう一週間もかかって 収穫ゼロだからね。潜入期間が長くなればなるほど危険が伴うから俺も別の視点から切り込んでいかないと」
いつものように眼鏡をクイと中指で上げると同時に、口角も小さく上がった。
「小川さんがいれば心強いですね! 」
「お前なあ」
高野が呆れたようにため息を吐く。だが、由莉は気にした様子もなく
「木田さんって優しくて気が利いていい人ですよね。とても麻薬やってる人とは思えません」
椅子を回転させるのを止め、高野へ視線をむけた。
「いや……あの笑顔は胡散臭いな」
「え?どこがですか?高野さんに比べたら一万倍くらい性格良さそうでしたよ」
「お前っ__」
怒りに任せて由莉の手首を片手で掴み引っ張る。




