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特殊薬物部隊SDT  作者: 山下 はじめ
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「いや、 今回トルマリン01を服用して亡くなった男性の勤めてる会社って主にアイドルのコンサートグッズの企画や販売を行ってるらしいんだよね。もちろんそこに、SNCのグッズも入ってるわけで」

タブレットで情報を確認しながら説明をする。



「怪しくないですか? 」

助手席から少し身を乗り出し尋ねる由莉に

「って思うでしょ。でも、木田雅子との接点が全くないんだよね」

小川は小さく首を振った。

「他殺の可能性はないのか? 」

会話の様子をミラーでちらちらと見ていた高野が話に口を挟む。

「ないという見解で一致してるよ。恐らくトルマリン01の摂取よって幻覚症状がおきて、誤って転落。これが妥当だと思う」



一通り情報を確認し終えタブレットをカバンにしまった小川の肩を武田がガシッとつかんだ。

「関係性は薄そうだが、用心に越したことはない。高野と水木は各自今日のことを念頭に置いて捜査を進めるように。小川、お前は帰ったらミルクティーを頼む」

「ホットですよね? 」

失礼極まりないがミルクティーだなんて武田いかつい見た目に似合わないうえ、それに手馴れた様子で冷静に受け答えする小川の姿が見事に由莉のツボにハマり、豪快に飲料水を吹き出した。

「何やってんだ。ほら、そこにティッシュ入ってるから拭いとけ」

汚いものを見るような目で由莉を見つつも、武田と小川のこともミラー越しに睨んだ。




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