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特殊薬物部隊SDT  作者: 山下 はじめ
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しばらくの間、普段由莉に怒るときの高野より深いシワを眉間に寄せていた地元警察だったが、

「勝手にしろ」

とKEEP OUTと書かれている黄色のテープを持ち上げた。



「やりましたね! 」

「いいから、行くぞ」

高野と由莉は現場の中へ入り何歩か歩くとすでに遺体は片付けられ、血痕が残るのみだった。

「トルマリン01を吸引したことで、薬物特有の幻覚症状が出たんだろうな」

あくまで予想だが、と高野は付け加えた。それから地元警察に頼み込み、今回の事件に関する写真や情報をあとで送ってもらえることになった。話がひと段落ついたので車へと戻ると

「おかえり。運転よろしく」

後部座席に乗った小川がひらひらと手を振った。

「たくっ」

忌々しそう高野は小川を見たが、小川が表情を崩すことはない。結局諦めたように高野が運転席に乗った。車が発進すると

「そういえば、おかしなことがあるんだよね」

小川が口火を切った。






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