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特殊薬物部隊SDT  作者: 山下 はじめ
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「1030から会議するぞ」

翌日、SNCの休みといっても本職の方は休みになるはずもなく緊急会議が始まった。



「トルマリン01による死者が出た。場所はF市だ」

「F市って確か私たちが木田さんの尾行を途中で止めた場所じゃありません?とりあえず現場行きましょう 」

椅子から勢いよく立ち上がった由莉の腕を掴んで高野が制止した。それをチラリと見ながら

「地元警察が色々厄介でな。自分たちで捜査するんだと」

武田が大きく息を吐く。



「そんなあ」

不満げな声を漏らしながら椅子に座りなおすと、

「まだSDTが創設されて5年だから。信頼を得られるほどの実績はないからね」

小川が眼鏡を中指で上げながら首を傾げ、由莉に微笑んだ。が、そんな小川の顔を遮り

「そんなに行けたいなら行くか?」

武田が由莉に尋ねた。

「何か方法でもあるんですか?」

嬉しそうに目を輝かせて武田に顔を近づけると

「水木、いくぞ」

ニヤリと意味深に笑った。




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