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「わかりました」
高野が心配そうに見つめる中、良樹と由莉は控え室の中へと入っていった。
「どうされました? 」
控え室の扉を閉め、先ほどまでの騒がしい空間とは一変。静かすぎる室内で、二人はパイプ椅子に腰掛ける。
「実は……俺狙われてるかもしれない」
「え? 」
突然の告白に動揺する由莉に良樹は言葉を続ける。
「まだ確証はない。でもおかしいんだ。最近誰かの視線を感じるし、自宅に脅迫の手紙も送られてくる。社長に相談したんだけど取り合ってくれなくて……」
「同じメンバーの京介さんには言ったんですか? 」
「いや……言えないんだ」
悲しそうに首を横に振り目を伏せる。
「なんでですか?」
「こんなこと言っていいのかわからないけど」
大きく息を吐き自分を落ち着かせ、由莉の目を真っ直ぐに見つめた。
「俺らはビジネスパートナーなんだ。お互いの連絡先も交換してないし、プライベートには干渉しないって決めてる。それなのに今更相談なんて」




