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鋼と鼓動 ~機械の体で目覚めた俺が、七つの封印に失くした自分を探す物語~  作者: TAKA


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第24話 「熔炉の番獣」

岩陰で息を整える間もなく、地の底から、低く重い足音が響いてきた。通路の奥の闇から、ぬっと姿を現したのは、溶岩を固めたような巨体の獣――この階層を守る、番獣だった。岩の鎧の隙間から灼熱の光を漏らし、口を開けば、灼けた溶岩の塊を吐き出してくる。


「正面は私が引きつける! ノアは隙を作って!」。フィーナが番獣の注意を引きつけ、その剛腕の一撃を、紙一重で受け流す。だが岩の外皮は硬く、剣はろくに通らない。ノアは窓を走らせ、その体を見抜いた。「関節――岩の継ぎ目が、弱い」。番獣が腕を振り上げた一瞬、剥き出しになった肩の継ぎ目へ、ノアが光の槍を撃ち込む。番獣がぐらりと体勢を崩した。


そこへフィーナが踏み込み、亀裂の走った継ぎ目を渾身の一撃で断ち割った。番獣は断末魔の咆哮を上げ、灼熱の体液を撒き散らしながら、地に崩れ落ちる。テオが膝をつき、肩で息をした。「……ここまで来るだけで、こんなに削られるとは。最下層は、もうすぐそこです」。崩れた番獣の奥に、いっそう赤く輝く、下りの道が口を開けていた。

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