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鋼と鼓動 ~機械の体で目覚めた俺が、七つの封印に失くした自分を探す物語~  作者: TAKA


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第22話 「溶岩の一本道

坑道を抜けた先に広がっていたのは、見渡す限りの巨大な空洞だった。底には煮えたぎる橙色の溶岩が、悠然と流れている。対岸へ渡る道は、ただ一つ。溶岩の上に細く渡された、今にも崩れそうな岩の一本道だけだった。


「足元、よく見て。落ちたら、助けようがないわよ」。フィーナを先頭に、三人は一列になって慎重に岩橋を渡り始める。だが中ほどまで来たところで、ノアの窓が鋭く警告を発した。「来る――上だ!」。見上げれば、翼を炎に染めた無数のコウモリが、甲高い声を上げて急降下してくる。狭い足場の上では、避ける余地などほとんどない。


フィーナは半身になってコウモリを斬り落とし、ノアは光の刃で群れを薙ぎ払った。その最中、ひときわ大きな地揺れが空洞を襲い、足元の岩が、ぴしりと嫌な音を立ててひび割れていく。「テオ!」。ノアの窓に走ったその一語より早く、テオは足場の下へ風の結界を滑り込ませ、崩れかけた岩を辛うじて支えた。三人は転がるように対岸へ飛び込む。直後、岩の一本道は音もなく傾ぎ、橙色の流れに呑み込まれていった。

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