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鋼と鼓動 ~機械の体で目覚めた俺が、七つの封印に失くした自分を探す物語~  作者: TAKA


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第21話 「灼熱の坑道」

火口の洞へ足を踏み入れた瞬間、肌を焼くような熱気が三人を包み込んだ。テオがすかさず両手をかざし、淡く青い冷気の膜を全員に纏わせる。「結界に冷気を混ぜています。これで多少は凌げますが……維持に魔力を食い続けるので、無駄遣いは禁物。なるべく急ぎましょう」。


坑道は、赤熱した岩壁が脈打つように光る、灼熱の迷宮だった。ノアの窓が周囲を走査し、入り組んだ通路を地図に描き出していくが、その奥は何度も枝分かれし、果てが見えない。慎重に進む三人の前に、ほどなく最初の敵が現れた。岩肌から滲み出るように這い出した、全身が溶岩でできた小さなトカゲの群れ。口から火を噴き、噛みつこうと殺到してくる。


ノアはとっさに火球を放とうとして、思いとどまった。火は、この熱気をさらに煽りかねない。代わりに光の刃を走らせ、数匹をまとめて切り裂く。フィーナも剣を振るうが、まとわりつく熱気に、じきに息が上がってきた。「っ、暑い……。長居はしたくないわね、ここ」。倒しても倒しても、岩の隙間から新たなトカゲが這い出してくる。坑道の奥は、まだ果てしなく続いていた。

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